サーキュラーエコノミー

サーキュラーエコノミーは日本の社会構造を変えることができるのか?

無駄を富に変える「サーキュラーエコノミー」の市場規模が2030年で4兆5000億ドルに!サーキュラーエコノミーが僕たちの社会を変えていく』では、サーキュラーエコノミーという概念などについて考えてみた。

アクセンチュアの試算によると、2030年までに、市場規模が4兆円5000億円にまで拡大するという。

日本の中古市場に関しても、現在の市場規模は約2兆円であり、まだまだ再使用・再利用されずに廃棄されてしまう現実を考えると、今後も拡大傾向にあるはずだ。

 

サーキュラーエコノミーという考え方が広まってきた背景には、「大量生産、大量消費、大量廃棄」ということで、「使っては捨てる」という行為があげられる。

 

その中で、日本の「回収・リサイクル」関連の現状を調べてみた。

 

日本の焼却場施設数は世界一

なんと、各国の焼却場施設数を考えてみると、日本はダントツの1位だったのだ。

  1. 日本:1,893
  2. アメリカ:168
  3. フランス:100
  4. イタリア:51
  5. ドイツ:51
  6. スイス:29
  7. スウェーデン:21
  8. オランダ:9

OECD統計 2008年

全体の70%ものゴミ処理場が、日本に存在しており、日本はゴミ大国というわけだ。

環境庁発表データによると、日本人1人あたりの年間排出するゴミの量は、320kg。

第2位のフランスは180kgだから、ダントツで多いことが分かる。

 

ゴミが多いことで、様々な問題が引き起こされている。

  • 焼却場が排出するCO2が地球温暖化につながる
  • 年間2兆円ほどのゴミ処理コストが発生している(税金から支払われる)

 

日本がゴミ大国になってしまう2つの理由

日本がゴミが多い理由は、なんなのか?

理由は2つあると考えた。

  1. 1人1人のゴミに対する意識の問題
  2. リサイクル活動を実施しやすい環境が整えられていない

1つ目は、スタンスの問題。

日常生活を送っている中で、ゴミが大量にあることで、困ることもないため、意識的な部分が薄くなってしまう。

一方で、デンマークではリサイクル活動が徹底されている。

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デポジット機能がある。

ペットボトルや缶などに「Pant」というマークが付いていれば、それには国民がデポジットを支払っているという意味なのだ。

それをリサイクルすると、容器代が戻ってくるという仕組み。

こういった、インセンティブを持たせるような、仕組みは1人1人にリサイクルの意識を根付かせるためには有効な施策なのかもしれない。

 

2つ目は、リサイクル活動がしにくいということだ。

僕は、現在福岡に住んでいるが、福岡市では段ボールが処分できる場所が限られている。

正直、そこまで行くのが面倒と思う人はたくさんいるだろう。だから、ちぎって燃えるゴミで出してしまったりと、資源ごみでリサイクルできるのにできていないゴミはたくさんあるはず。

 

そもそも、高度経済成長時の「大量生産、大量消費」という文化が、まだまだ根付いているようにも感じる。

テクノロジーなどを駆使して、根本的な部分を変えていかない限り、状況は変わらない気がする。

 

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無駄を富に変える「サーキュラーエコノミー」の市場規模が2030年で4兆5000億ドルに!サーキュラーエコノミーが僕たちの社会を変えていく

『サーキュラーエコノミー』とはどういう意味なのか?

あまり耳にしない言葉だが、これからの社会において非常に重要な概念であることを認識した。

サーキュラーエコノミーとは、世の中の「無駄」を有効活用して富を生んでいく考え方。

商品やサービスを再生・再利用したり、遊休資産を有効活用していくビジネスのことだ。

これまでの社会では

「大量生産・大量消費」ということで、できるだけたくさんの資源を使って、たくさんの商品・サービスを生み出し、「取って、作って、捨てる」というような社会であった。

その中で、「取って作って、使って、直して、使い続ける」というような新しい成長戦略が確立しようといている。

 

フランスのタイヤメーカーであるミシュランは、タイヤを販売するという今までのビジネスモデルから、サーキュラーエコノミーを取り入れた新しいビジネスを展開しているのだ。

 

タイヤにセンサーを付けて、走行距離を測定し、走行距離を売るというモデルへと転換。

一定距離数を走った時点で、タイヤを交換し、新しいタイヤへに切り替える。

そうすることで、使用したタイヤもリトレッドタイヤとして再利用することができる。

 

このようなサーキュラーエコノミーは、2030年までに4兆5000億円規模の市場になると予想されている。

 

サーキュラーエコノミーを促進させるのはなんなのか。

それは、デジタル化だ。

2020年のGDPにおけるデジタル分野が占める割合を見てみる。

circuler-economy-market

今後デジタル分野が占める割合は、増加していく。

「モノの所有から共有」の時代へと移り変わっていますが、それを象徴するサービスが、Uberであり、Airbnbでしょう。

これらのサービスを可能にしたのも、スマホの登場やインターネットの普及の助けがあったからこそだと思う。

bussiness-model

  1. 製品のサービス化
  2. 所有からシェアへの転換
  3. 製品寿命の延長
  4. 回収とリサイクル
  5. 原材料の循環

日本における中古市場も、約2兆円規模でかなり大きくなっている。

また中古本であると、全体の10%程度しか市場に出て再生されておらず、捨てられてしまうモノが多いという。

世界的にも人口が増加していき、限られた資源をどのように活用するのかというのは大きなポイントになると思う。

ちょっと先の社会を考えるという意味でも、サーキュラーエコノミーという概念を理解しているのは良いことだと思った。

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