書評

新しいアイデアを生み出す力を高める『ピクト図解』のすすめ

「自分には発想力がない」

「新しいアイデアが思いつかない」

と、思ったことがある人は多いと思います。

 

僕もそう言った人の中の1人ですが、

「じゃあ、どうすれば発想力を向上させることができるのか」

そう思って、板橋氏著『-ビジネスモデルを見える化する-ピクト図解』を読みました。

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既存のビジネスモデルの事例をあげて、解説してくれる本書は非常に読みやすく、ポイントを自分の中に落とし込めたと思います。

アイデアを出すという点において、やり方は2つあると思います。

  1. 発想する
  2. 類推する

1つ目の、「発想する」というものは、「パッと、思い浮かぶ」と言ったように、断片的なイメージ。

2つ目の、「類推する」に関しては、何らかの既存の概念から、イメージして考えていくイメージ。

どちらにも、共通しているポイントは、「既存のアイデアを基に思考している」ということ。

つまり、新しいアイデアを思い浮かんだり、発想力を高めるためには、「既存のアイデアと既存のアイデアを結びつける」ということが重要であるということだと思います。

 

それをするためは、既存の事例をストックさせておくことが大切であった、それを簡単に、見える化して理解できる方法が「ピクト図解」です。

今回の記事を通して

  1. ビジネスモデルの理解において、大切な要素は何なのか
  2. ピクト図解の方法とは
  3. ビジネスモデルの8つのパターンとは
  4. 新しいアイデアを生み出す思考方法2つとは

という4つのポイントを伝えられればと思います。

 

ビジネスモデルを読み解くための『ピクト図解』とは?

まず、ビジネスモデルを理解する上で、必要な要素は『3W1H』です。

つまり、「誰が」「誰に」「何を」「どのくらいで」という、サービス提供側と顧客とのサービスのやりとりと、「販売」と「支払い」という関係性を結びつける要素。

ピクト図解

「①ヒト」「②モノ」「③カネ」の3要素を見える化する方法が「ピクト図解」です。

例えば、『物販系のビジネスモデル』について考えてみましょう。

「誰が」つまり、ビジネスの主体となる「ヒト」を考えます。法人の場合は、長方形で表します。

 

そして、「誰に」。つまり、ターゲットとなる顧客(ヒト)を考えて、次に「何を」という「どのようなサービスを提供しているのか」を考えます。

それは、「◯」で表します。

 

最後に、「どのくらいで」という、そのサービスとの対価となるもの(お金)とを結び完成です。

『物販系のビジネスモデル』は、下図のようになります。

物販系のビジネスモデル

物販系のビジネスモデル

このように、ピクト図解を利用することで、対象のビジネスの仕組みを見える化することができるのです。

 

ビジネスモデルの8つのパターンとは?

ピクト図解によって、ビジネスモデルを理解する上で大切な『3W1H』、つまり「ヒト」「モノ」「カネ」の構造が見える化されて、ビジネスモデルが捉えやすくなり、理解を深めることが可能となります。

あらゆるビジネスモデルを理解するために、代表的な8つのモデルを紹介します。

  1. 物販モデル
  2. 小売モデル
  3. 広告モデル
  4. 合計モデル
  5. 二次利用モデル
  6. 消耗品モデル
  7. 継続モデル
  8. マッチングモデル

1.物販モデル

先ほども紹介したビジネスモデルです。

ビジネスの主体が、商品・サービスを開発し、それを顧客に提供して、その対価を受け取るというビジネスモデル。

これは、サービス自体に優位性があることや、サービス提供時に如何に顧客満足を与えられるかがキーポイントになってくるビジネスモデルです。

 

2.小売モデル

商品を作らずに、商品・サービスを仕入れてきて、顧客に売るビジネスモデル。

スーパーやデパート、コンビニ、インターネット通販などがこのビジネスモデルに該当してきます。

 

3.広告モデル

商品・サービスの価格を無料化、もしくは低価格に抑えて、広告で大きな収益を上げる仕組みです。

例えば、写真共有サービスのInstagramなんかは、写真を共有できるプラットフォーム自体の利用を無料で開放し、法人からの広告収入というビジネスモデルになっています。

 

4.合計モデル

顧客を集客する商品・サービスを用意していて、「ついで買い」を誘発するビジネスモデルです。

例えば、旅行会社などで旅行チケットなどを購入した時、オプションで「◯◯ツアー」などのサービスを販売しています。

 

5.二次利用モデル

商品・サービスを2度3度と再利用する仕組みです。

再利用する際は、開発コストが抑えられるので、非常にコストパフォーマンスが良いビジネスモデルだと言えます。

例えば、AKB48なんかは、AKB48というアイドルユニットでありながら、ソロ活動、ユニット活動など幅を利かせていますよね。

つまり、経営資源の強みを思う存分活用できる仕組みではないでしょうか。

 

6.消耗品モデル

商品・サービス自体の価格を下げ、利用しやすくして、それに伴う消耗品などを定期購入してもらって、収益を上げていくビジネスモデル。

例えば、コピー機だったり、髭剃りなどが挙げられます。

 

7.継続モデル

商品・サービスを定期的に使い続けてもらうことで収益を上げる仕組みです。

定額型音楽サービスであるApple Music、LINE Music、月額映画見放題のHuluなどの「サブスクリプションサービス」が例に挙げられます。

 

8.マッチングモデル

商品・サービスを利用する側とユーザーとを仲介するビジネスモデル。

このビジネスモデルでは、マッチングする「場」を提供しているということ。

不動産販売の仲介業などがこの仕組みを利用しています。

 

これらの8つのビジネスモデルの基本パターンを理解しておくことで、様々なビジネスモデルを見える化する時に役立ちます。

「このビジネスは何で収益を上げているのか」

そういった疑問を抱いた時に、上記の8つを理解しておくことで、ピクト図解も描きやすいでしょう。

 

新しいアイデアを生み出すための2つの思考法とは?

冒頭でも述べたように、「新しいアイデアを生み出すために必要なもの」は、「発想思考」と「類推思考」です。

そして、2つの思考法を実践する上で必要なポイントは、「既存のアイデアを理解している」ということ。

例えば、新しいビジネスモデルや、儲かる仕組みを考える上で、ベースとなる要素は、「既存のビジネスモデルの理解」です。

「あの会社は、どのように儲けているのか?」という疑問のもと、様々な業界・業態のビジネスモデルを理解し、それらを頭にストックさせ、それらを組み合わせる。

それによって、新しいビジネスモデルのアイデアが生まれるのです。

ピクト図解は、そのビジネスモデルの理解の後押しをしてくれるツール。

ぜひ、使えるようになりたいですね。

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【要約】ちきりんさん著『自分のアタマで考えよう』まとめ!思考法4つプロセスって?

「プロ野球ファンの年齢層が高いことが意味する今後の動向は?」

この問いに対して、どのように考えますか?

 

ちきりん氏著の『自分のアタマで考えよう』を読んで、

「知っている」から脱却し、「考える」ためには、何が必要なのか、

どのような視点が必要なのかがまとめられています。

 

社会派ブロガーとして活躍するちきりんさん。

 

政治、経済情報など様々なニュースを取り扱っている中で、

どのようにすれば『自分のアタマ』で考えることができるのか

思考プロセスをまとめました。

固定観念・先入観に惑わされないこと

ついやってしまう考え方について

先ほどの問いに戻りましょう。

「プロ野球ファンの年齢層が高いことが意味する今後の動向は?」

この問いに対して、

A君とB君は、こう考えました。

A君の意見

日本のプロ野球の未来は暗い。

 

なぜなら、ファンが高齢化しているからだ。

高齢化したファンはそのうち死んでしまうので、

プロ野球ファンがいなくなってしまう。

 

プロ野球は早急に若いファンを取り戻すべく努力すべきだ。

 

B君の意見

日本のプロ野球の未来は明るい。

 

なぜなら現在のファンの多くは資金的に余裕があり、余暇時間も長く、

他に娯楽も多くない高齢者だからだ。

 

日本のプロ野球は、シニア層のファン向けビジネスに積極的に乗り出すべきだ。

示されたデータを読み取り、上記のように考えたという点では、

正解なのかもしれません。

 

しかし、それは客観的な意見に基づいている考えなのか。

 

ある情報から楽観的なことしか読み取れない。

 

反対に悲観的なことしか読み取れないのは、

読み手に最初からバイアスがかかっているからです。

 

なんらかの固定観念、既成概念、

すなわち「もともと知っていること」に影響されていることが多いのです。

 

C君の意見を考えてみると

C君の意見

プロ野球ファンの高齢化が進んでいる。

高齢者はお金を持っているし、余暇時間を持て余している。

 

しかも、若者よりも人口も多い。

こんなにファンが高齢化しているなら、

今後はもっとシニア向けのビジネスを展開すべきではないか?

その方が、経済的にゆとりがなく人数も減ってしまう若者向けのスポーツであり続けるより儲かるかもしれない。

 

一方で、長期的に見れば、現在高齢のファンがいなくなった後、

今の若者が野球に興味を持たないまま中高年になれば、プロ野球はジリ貧になってしまう。

 

だから、今の若者も年をとれば野球の魅力に気がついてくれるような仕掛けを提供していく必要がある。

思考は、知識に影響されます。

過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることを意識することが重要

『自分のアタマ』で考えるための思考プロセスは?

「目的」から理解する

会議などでなかなか、意思決定など

次の行動が起こすことができないのはなぜなのか?

 

それは、ゴール(目標)が明確になっていないからです。

 

つまり、どこに着地すれば良いのかが分からないので、

「あれも調べよう」「これも調べよう」といったように、

無駄な行動が多くなり、結局何のために調べたのか分からなくなってしまうのです。

 

それを防ぐためには、

まず最初に「目的」を明確にすることです

こちらの記事も参考にしてください。

 

こちらにも、最初に「イシュー(目的)」を考える重要性が学べます。

 

「どんな事を明確にしたいのか」

「何でそれを調べるのか」

 

まずは、目的を明確にしましょう。

目的を明確にすることで、やるべき行動も明確になります。

無駄な行動をせずに、最短で目的に近づくことができるのです。

情報を手に入れた時は「なぜ?」「だから何?」を考える

情報を手に入れた時は、

まず「なぜ?」「だから何?」を考える癖をつけましょう

 

日々、流れている情報を手にいれるだけでは、表面上の知識に過ぎません。

手に入れた情報を、自分で考えて、深堀りしていくことが重要です。

 

また、その情報の裏側を考えるということでしょうか。

ある情報に十分な時間をかけることで、理解力は増しますし、

「使える知識」として、インプットされます。

情報を深堀りするために必要な4つのポイント

では、情報を深掘りするためにはどうすれば良いのか。

先ほどの「なぜ?」「だから何?」を考えることと、以下の4つのポイントを考えましょう。

ポイント
  1. 因数分解する
  2. 縦(時系列)と横(カテゴリー)で比較する
  3. 考える要素のレベルを揃える
  4. 前提条件(ルール)を明確にする

因数分解する

情報を因数分解するとは、情報を細くするということ

例えば

「売上を伸ばしたい」

これは、漠然とした内容です。

 

この「売上」という情報を因数分解すると

「売上=客数×客単価×リピート率」

「売上=個数×単価」

「売上=女性顧客の売上+男性顧客の売上」

など、様々な切り口で細分化することができます。

 

細分化することで何ができるのかというと、

次の行動を考えやすくなる。

 

売上を伸ばすために、客数を増やそうといったように、細分化することで、調べる内容と、行動への筋道を立てられます。

 

縦(時系列)と横(カテゴリー)で比較する

それぞれの事象を、時間などで比較することで、それぞれの特徴をおえることができます。

 

考える要素のレベルを揃える

「10代の日本人」「10代のアメリカ人」のように比較対象のレベルを合わせる。

「10代の男性」「犬」のように、まったく関連性がない者同士を比較しても、

見いだせる要素が少ないですし、話に食い違いが起きる原因です。

前提条件(ルール)を明確にする

「驚くコンテンツを考えてください!」といきなり言われても、思考が停止します。

 

そのために、前提条件(ルール)を設定する。

「訪日外国人が驚くコンテンツを考えてください!」の方が、

思考しやすいのが分かるでしょう。

まとめ

以上が、ちきりん氏が進めている「自分のアタマで考える」ためのステップです。

 

インターネットとスマホによって、

僕たちの周りには情報が溢れかえっている。

 

ニュースキュレーションアプリを使えば、

様々な情報媒体から情報を得ることができる。

 

つまり、情報を入手することは簡単で、それをどう活かすことができるのか。

それには、まず自分で考えるということが重要で、

それを訓練するためには、日々の積み重ねだと思います。

 

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『君がオヤジになる前に』を読んで:『今』を生き抜くために必要なたった1つの要素を考える

『オヤジ』と聞いて、あなたはどんなイメージを抱きますか?

  • 酒飲み
  • だらしない
  • 臭い
  • ダサい

人によって、イメージする内容は違うだろうが、共通してネガティブな要素を思い浮かべるのではないだろうか。

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堀江貴文さんが、この本で『オヤジ』を定義付けているかというと。

『オヤジ』とは、年齢的なものではない。

あらゆること(家族との向き合い方や仕事への接し方、服装や体型にいたるまで)を、より良き方向へ改善しようとすることを放棄してしまった者たち。

つまり、現状に不満を抱いていたり、将来に対する不安などがあるにも関わらず、何の現状も打破せずに、『思考停止状態』に陥っている人たちを指しています。

『思考停止状態』=『オヤジ』にならないために必要な要素を発信しています。

では、その要素とは何なのだろうか。

 

『今』を生きるために、必要なたった1つの要素とは?

『今』という時代を生きるために、必要な要素を訴え続けているが、その要素とは何なのか?

それは、『(自分の頭で)考える』ということです。

一つ一つの事象について徹底的に考え抜き、結論を出すプロセスを繰り返すと、思考停止に陥らなくなる。

思考停止とは安定を求め、自分の皮膚感覚や感情、生き方そのものに、こだわりを捨てるところから始まる。

つまり、

  • いつもと同じコミュニティや友人とばかり付き合っている
  • 居心地の良い場所ばかりにいる
  • いつも同じ飲み物を買っている
  • 「なんでも良い」が口癖である

安定を求めることで、考えることを放棄してしまっている。

それ(オヤジ化)を防ぐために、『考える』重要性を説いている。

 

そのためには情報のシャワーを浴びること、行動すること

そして、考えるために必要なことは

  1. アンテナを張って、情報感度を高めること
  2. アウトプット・行動すること

なんで、情報収集が必要かというと、「考えるためのベースになってくれる」「仕組みが分かる」という点です。

考えるためには、「疑問を持つ」「常識を疑う」という思考プロセスが大切です。

しかし、そもそも既存の仕組みや考え方、知識がなければ、常識を疑うことができません。

なぜなら、何が現在の考え方で、それが何を意味しているのかが見分けがつかないからです。

まずは、「一次情報」「市場・業界などの基本データ」「評論家などの情報を収集して、対象のポジションを知る」ということが重要になっていきます。

 

そして、実際にアウトプットする。

FacebookやTwitterなどのSNSやブログ、もしくは実際に行動するといったことをするのです。

情報が溢れている時代では、アイデアはインターネット上に無数に存在している。

僕たちは、既存のアイデアとアイデアを組み合わせて、新しい概念などを作り上げていくのだが、それを実際に実行する力が重要になってくるのです。

ふわふわとイメージするが、行動に落とし込めない、行動して失敗するのが怖いなど、人は、ネガティブな思考に陥ります。

しかし、「失敗しても、死ぬことはない」むしろ、行動することで、できる要素が増えるだろうし、人間的に一段上に上がれるだろう。

まずは、「自分で考える」ということ。

一つ一つ、自分にできることを増やしていきたいと思いました。

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5年後、メディアは稼げるのか?ネット時代におけるマネタイズ法とは?

5年後、メディアは稼げるのか』という本を読みました。

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ソーシャルニュースメディア『NewsPicks』の編集長である佐々木紀彦氏の著書。

インターネットやスマホが普及したことで、僕たちのライフスタイルを変化させただけでなく、メディア界の在り方までも変えつつあります。

 

電通の海外子会社であるメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(カラ)は、以下のような予測を立てているのです。

  1. 2014年の世界の広告市場は前年比4.6%増。2015年は4.6%増、2016年は5.0%増と予測。
  2. 2015年の世界の広告市場は前年比4.6%増の5,400億ドル(前年差+238億ドル)へ
  3. デジタルシフトが進み、2016年には世界の広告市場に占めるデジタル広告費の比率は25.9%へ
  4. 日本の広告市場は2015年が0.9%増、2016年は1.2%増へ

引用:『2015年世界のデジタル広告費、15.7%増の171億ドル増になるか【世界の広告費成長率予測】

紙媒体の広告から、Web広告へということで、メディアのマネタイズも変容している時代において、Webで収益を上げるためにはどういったマネタイズ方法があるのかを考えていきます。

 

米メディア、紙広告からオンライン広告へ。その中で日本はどうなるか?

アメリカの新聞会社と雑誌会社を襲った構造変化は一体なにか。

それは、紙からオンライン広告へのシフトによる変化です。

2008年のリーマンショック以降、新聞業界全体の広告収入が激減しています。

2007年の広告収入は、約450億ドルあったが、2011年は約220億ドルと5年間で半減しています。

 

紙広告の急激な衰退に加え、メディア業界にさらなる衝撃を与えたのは、オンライン広告の単価の安さです。

アメリカのメディア界では、『1:10:100』の法則があります。

 

何を表しているかというと、紙広告、オンライン広告、モバイル広告における単価の違いについてを示しています。

紙広告の単価が100万円だったならば、オンライン広告では10万円となり、モバイル広告は1万円ということです。

 

それほど、オンライン広告は安くなっていると同時に、このままのマネタイズ方法を継続するとメディア業界の収入が減少するということを意味しています。

 

新しいマネタイズは存在するのか。

 

新聞会社のフィナンシャル・タイムズは新たなマネタイズ方法を見出しつつあります。

それは、『メーター制』ということで、Web上で記事を見るときに、『有料会員限定』と『無料会員』の2つを組み合わせた『フリーミアム』を実現させたのです。

 

その特徴は、以下の5つにまとめられます

  1. 1ヶ月に一定本数(例えば10本)だけ無料で記事を楽しめる
  2. 一定本数を超えた場合、有料会員にならないと、それ以上の本数を読めない
  3. 有料会員になれば、あとは読み放題。100本でも1000本でも読める
  4. 検索エンジン、ソーシャルメディア経由で拡散された記事は無料で読み放題
  5. デジタル版の有料会員の料金は、紙の講読料金よりも安いケースが多い

無料会員を設定することで、ページビュー数を上げて広告収入で稼ぎ、有料会員登録によって講読料で稼ぐという2つから収入を得ることを可能にしました。

 

メディア業界における、8つのマネタイズ方法とは

今、世界のメディア業界に関して、マネタイズのモデルは以下の8つにまとめられます。

  1. 広告
  2. 有料課金
  3. イベント
  4. ゲーム
  5. 物販
  6. データ販売
  7. 教育
  8. マーケティング支援

1.広告

バナー、テキスト、メルマガに加え、最近はブランドコンテンツと呼ばれる広告がアメリカで流行っている。

2.有料課金

一定本数を無料で見せて、上限に達したら課金する『メーター制』

3.イベント

セミナーなどを開催して、参加料やスポンサー料を得る。

4.ゲーム

イギリスのタブロイド紙ザ・サンが運営するオンラインビンゴや、クロスワードパズルなど。会員収入で稼ぐモデル。

5.物販

『ほぼ日刊いとい新聞』などが代表例。『ほぼ日手帳』の2012年版の売上高は46万冊に上った。

6.データ販売

データをパッケージ化して販売する。

7.教育

ダイエット法をネットで指導したりなどすることで、会員収入などを得ていくモデル。

8.マーケティング支援

デジタル分野のマーケティングについて、企業にコンサルティングするサービス。

今後、新しいマネタイズ方法が誕生してくると思いますが、広告を「面白く」するということが本質的に大切な要素であると思っています。

紙からネットに移りゆく中で、僕たちの判断基準も『理性』から『感情』へと変わりつつあると思います。

 

つまり、人の感情に訴えるようなコンテンツを作り出すことで、ユーザーの反応も変わると考えています。

 

まとめ

アメリカでは、顕著にオンライン化が進んでいます。では、日本も同じ道を歩むのか。

将来的には、オンライン広告の比率が高くなっていくと思いますが、まだ時間が掛かりそうです。

 

というのは、年齢層が高くなるにつれて、紙媒体での情報集が圧倒的に高いからです。日本は少子高齢化社会ですから、それに伴い、未だに紙広告が多いのが現状でしょう。

 

しかし、いずれは衰退していく運命です。早めの段階で『ホワイトゾーン』を確立した動き、戦略を考えていきたいものです。

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インターネットの普及によって変わりつつあるメディアに対する考え方とは

インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』という本を読みました。

企業のデジタルマーケティング全般から、Webメディアの立ち上げ、運営を行うインフォバーンCo-CEOの小林弘人さんと日経ビジネスのチーフプロデューサーを務める柳瀬博一さんの共著です。

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誰もが同じことを思うかもしれない。

「なぜ、原始人?」だと。

それもそのはず、僕たちは、インターネットとスマホやタブレットなどの電子デバイスの普及によって、より快適でオープンな生活を送っているからです。

そこで、『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』を読んで、どう感じたのかをまとめたいと思います。

 

個人が発信する情報の影響力が大きくなった

僕たちの生活があるのは、先代が社会を作り上げてくれたからです。

ということは、昔では考えられなかったような社会が現在繰り広げられているということになる。

原始時代では、人々は数十人単位で『コミュニティ』を形成し、動物を狩ったり、木の実を採集したり、魚を捕ったりして移動生活していました。

農業革命が起って、移動をせずにたくさんの人々のお腹を、計画的に満たすような食料の確保方法を確立しました。

 

そして、産業革命。

産業革命によって、機械を導入した大規模な産業が発達しました。人々の移動手段などにも影響を与えます。

次に情報革命が生じ、コンピュータやIT技術が向上したことをきっかけに、「いつでも」「どこでも」世界中の人々と繋がることができる社会が誕生しました。

 

特に、インターネット、スマホやタブレットなどが爆発的に普及したことで、より「オープン」な社会を実現させました。

世界中の人々と繋がれるフラット化した世界が実現したにも関わらず、僕たちは、インターネット上に自分たちで形成した『コミュニティ』に所属して、小さな集団を作って、生活をしているのです。

本書によると

原始時代に立ち返ったかのような「小さな村」をいくつも作り始めたのである。それもひとつやふたつではない。いくつもの村に属しているはずだ。インターネットを介して。SNSを介して。スマホを片手に。

今までとは違う点は、発信する情報が多角的になり、『個人』が発信する情報が持つ影響力が強いということです。今までは、新聞やラジオ、テレビと言った『マスメディア』が情報を発信していました。

これらから発信される情報は、いわゆる『一方的な』情報であり、マスメディアが発信する情報の影響力が高かったのです。一方で、インターネット、スマホの普及によって、人々がする噂話や、電話での会話や落書き的な情報がメディア化、コンテンツ化してしまうほど凄まじい影響力を持っているのです。

 

スマホ時代における影響力を持つコンテンツとは?

SNSとスマホの普及によって、人々の個人的なコミュニケーションが『メディア的なコンテンツ』に結果としてなってしまいます。

「◯◯◯店の焼き肉がめっちゃうまい!!」とスマホを介して、インターネット上に発信されると、「◯◯◯くんが勧める焼き肉屋さんに行ってみるか!」と言ったように、焼き肉評論家の発言よりも、影響力を持つのです。

したがって、露出量が大きい情報よりも、価値が高いと思われる情報が影響力を持つと感じています。

 

価値が高いとは、影響力を持った人が発信した情報であったり、周りからの評価が高かい情報であったりします。

スマホ時代において、情報は受動的なものではなく、自分で欲しい情報は自分で取りにいくもの。

裏を返せば、欲しい情報は自分で取らなけばならない時代なのです。

 

自分がコンテンツクリエイターになれる時代

ラーメン屋さんに行った時に、注文したラーメンの写真をスマホで撮り、それをFacebook、Twitterやインスタグラム(Instagram)にアップする。

そして、その写真を見たユーザーが、「いいね!」などの動作によって、そのラーメンの写真が共有・拡散されることで多くの人に情報を発信することができます。

 

しかし、情報伝達者が多くなるということは、情報の流動性も高くなるということです。

その中でも、多くの人に情報を届けるためには、そのカテゴリーについて専門的であるべきであり、情報をコンテンツ化できる能力が大切になってくると書かれていました。

 

自分が撮った写真などが『コンテンツ』となり、メディアとしての機能をあわせ持つのです。

誰でもオープンな場所で、情報を発信することが可能となり、受け取る情報も取捨選択できます。

インターネットが普及して起こった現状とその中で大切な考え方というものを短な事例で例えながら分かりやすく説明してくれる本でした。

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