人工知能

シンギュラリティは近いのか?

技術開発が進んでいく中で、シンギュラリティは来るのだろうか。

シンギュラリティとは、われわれの生物としての思考と存在が、みずからの作りだしたテクノロジーと融合する臨界点であり、その世界は、依然として人間的ではあっても生物としての基盤を超越している。

21世紀では、100年分のテクノロジーの進歩を経験するのではなく、およそ2万年分の進歩をとげるのだ。もしくは、二〇世紀で達成された分の1000倍の発展をとげるとも言われている。

レイ・カーツワイル氏著の『シンギュラリティは近い』を読みました。

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テクノロジーの進歩として象徴的なのが、人工知能だと思う。

最近、話題になったニュースで

「人工知能が病名を突き止めて、患者を救う」といった国内初の成功例をあげたのも記憶に新しい。

人工知能のようなテクノロジーの進化は、「指数関数的」に成長していくという。

そして、2045年にはシンギュラリティが誕生すると予測している。

 

進化の6つのエポック

人間の進化には、6つの段階があるとされている。

エポック1 物理と化学

物質とエネルギーの段階。基本的な宇宙の法則に基づきエネルギーが存在する状態。

 

エポック2 生命とDNA

数十億年前に始まり、分子の複雑な集合体が、自己複製機構を形成するまでになり、生命が誕生した。

 

エポック3 脳

自身の感覚器官を使って情報を検知し、自身の脳と神経系に情報を蓄えることのできる有機体が作り出された。

 

エポック4 テクノロジー

機械を開発することで、テクノロジー自体が、情報の精巧なパターンを感知し、保存、評価することができるようになった。

(ここが現在)

 

エポック5 人間のテクノロジーと人間の知性が融合する

これから数十年先、シンギュラリティが始まる。人間の脳に蓄積された大量の知識と、人間が作り出したテクノロジーが持ついっそう優れた能力と、その進化速度、知識を共有する力とが融合する。

 

エポック6 宇宙が覚醒する

人間の脳という生物学的な起源を持つ知能と、人間が発明したテクノロジーという起源を持つ知能が、宇宙の中にある物質とエネルギーに飽和するようになる。

 

シンギュラリティには、GNR要素が必要になる

21世紀にはシンギュラリティが始まるということだが、その前提条件として、GNR要素が不可欠だと言っている。

  • G=Genetics(遺伝学)
  • N=Nanotechnology(ナノテクノロジー)
  • R=RObotics(ロボット工学)

IT技術の能力と、パラダイムシフトの起こる確率が上昇していることを背景に、シンギュラリティが始まる筋道を確実に作り上げているという。

今後、「ナノボット」が登場し、人体の中に組み込まれたり、脳の構造をテクノロジーを駆使してデジタル化できるようになる。

そんな日が訪れた時には、「人間」という定義はどうなるのか。

今まで常識が覆された「シンギュラリティ」の時代が到来した後はどうなるのか。

ということを具体的に書かれた本。

数十年先を予測することは困難だが、現在置かれている状況を理解するためにも非常に良い本だと思ったので是非読んでもらいたい。

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人工知能は人間を超えるのか?人間の未来を変える究極のテクノロジーになっていく

人工知能は人間を超えるのだろうか?その先に待つ未来はどのようなものなのだろうか?

松尾豊氏著の『人工知能は人間を超えるのだろうか?』を読みました。

 

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EY総合研究所の調査によると、人工知能を活用した関連産業における国内の市場規模は次のようになる。

(参照:「人工知能関連作業の市場規模は2030年には86兆円越え?!5年以内ではチャットボットが人気サービスに!」)

  • 2015年: 3兆7,450億円
  • 2020年: 23兆638億円 (年率 +43.8%)
  • 2030年: 86兆9,620億円 (年率 +14.2%)

なんと、2030年には2015年時の市場規模の30倍ほどにまで成長していく予測が立てられている。

2015年現在における人工知能を活用した機器、システム等の国内市場規模は、EC市場でのレコメンド活用などIT領域を中心に卸売・小売分野として1兆4,537億円、広告分野6,331億円、金融・保険分野5,964億円など合計3兆7,450億円と推計している。

 

第3次人工知能ブーム「ディープラーニング」が成長のポイントに?!

2014年、英国デロイト社は、英国の仕事のうち35%が、今後20年間でロボットに置き換えられる可能性があるという報告を発表した。年収3万ポンド(約550万円)未満の人は、年収10万ポンド(1800万円)以上の人と比べて、機械に仕事を奪われる確率が5倍以上高いという。

また、実業家のレイ・カーツワイル氏は、2045年に技術的特異点が起こるという見通しを立てている。

 

急成長している分野という認識が高い人工知能分野だが、今まで2度のブームが起きている。

  • 第1次ブーム:1950年代後半〜1960年代。コンピュータで「推論・探索」をすることで、特定の問題を解く研究が行われた。
  • 第2次ブーム:1980年代であり、コンピュータに「知識」を入れると賢くなるというアプローチが全盛を迎え、エキスパートシステムと呼ばれる実用的なシステムがたくさんつくられた。

第1次ブームである「推論・探索」によって、人工知能は、「〇〇ならば、△△」といったように、論理的に解を導き出すことができるようになった。

例えば、将棋などのマスを使ったゲームである。

「王将がどのくらい前に出ているのか」

「歩は角の前にある」

といったように、1つ1つの事実データをコンピュータが分析し、次の手を考える。

ある情報が当てられていて、それを分析し、次の行動を考える技術を開発したのだ。

 

次に第2次ブームである。

この時は、知識をコンピュータに入れることで、人間を超えた頭脳を作ることができるだろうと考えていた。

 

しかし、どちらのブームも終わる。

 

そして、第3次ブームとして開発された技術が「ディープラーニング」だ。

ディープラーニングでは、コンピュータ自信が、「特徴量」を作り出すことができるのだ。

例えば、YouTubeから取り出した画像を大量に見せてディープラーニングにかけると、コンピュータが特徴量を取り出し、自動的に「人間の顔」や「ネコの顔」といった概念を獲得するのだ。

ディープラーニングでは、このように「ちょっと違ったかもしれない過去」のデータをたくさんつくり、それを使って学習することで、「絶対に間違いではない」特徴量を見つけ出す。

そして、「絶対に間違いではない」特徴量であるがゆえに、その特徴量を使った高次の特徴量も見つけることができるのである。

ディープラーニングによって、今後さらに技術の向上が期待されるが、できる範囲は非常に限られている。

今後は、「感情理解」「自律的な行動計画」が立てられるようになれば、ビッグデータの活用や自動運転もできるようになるだろう。

さらに「環境認識」「言語理解」の能力が向上すれば、社会進出も視野に入ってくる。

人工知能が日常生活レベルで普及していく世界にはまだまだ道半ばだが、今から僕たちにできること、そして何が重要なのかということを常に念頭に置いて行動していきたい。

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人工知能関連作業の市場規模は2030年には86兆円越え?!5年以内ではチャットボットが人気サービスに!

コンピュータ分野の技術レベルが上がるにあたり、人工知能の技術レベルも比例して上昇している。

今後5年で、人工知能関連のサービスとして、「チャットボット」「バーチャル・エージェント」の人気が上がるとのこと。

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AppleのSiri、AmazonのAlexa、FacebookのMとメッセンジャー、GoogleのGoogle Assistant、MicrosoftのCortanaとTayといった具合に、業界大手はこの分野に大きく賭け始めている。

人工知能で5年以内に人気サービスとなるのは「スマートアシスタント」と「チャットボット」【調査結果】 (THE BRIDGE)https://t.co/SPmT6SMwwp #NewsPicks

— Ryota (@chanryo22) 2016年6月26日

 

2030年における日本の人工知能関連の市場規模は86兆円規模に?!

注目されている人工知能の技術はあらゆる産業へと活用されていくだろう。

EY総合研究所株式会社の調査によると、人工知能を活用した産業の市場規模は以下のようになるとのこと。

  • 2015年:3兆7450億円
  • 2020年:23兆638億円(年率:43.8%増)
  • 2030年:86兆9620億円(年率:14.2%増)

2015年現在における人工知能を活用した機器、システム等の国内市場規模は、EC市場でのレコメンド活用などIT領域を中心に卸売・小売分野として1兆4,537億円、広告分野6,331億円、金融・保険分野5,964億円など合計3兆7,450億円と推計している。

日本国内においても、人工知能は広範囲で影響を与えていくでしょう。

Facebookのメッセンジャーアプリや、LINEなどのアプリを通して、僕たちはコミュニケーションを取っています。

チャットボットはまさしく「対話」によるサービスですから、普段から使い慣れているUIを活用したサービスなので、サービスの普及・拡大は急速に進みそう。

 

今後は、ECで買い物をしたり、タクシーを呼んだり、日常的に行われていた行動がチャットボットを通して行われるようになっていくのではないかと思いました。

 

まとめ

今後の僕たちの生活に多大な影響力を持つであろう人工知能。

10年後〜20年後には、日本の労働人口の50%近い職を人工知能に取って代わるという推測もあるよう。

何れにしても、今後は莫大なデータを取り扱うことができる人材が求められるのではないかと思う。

「人間は、論理で理解をし、感情で動く」というが、集められたデータから何が読み取れるのかが理解でき、有用な情報へと転換することができ、顧客側の(定性的な)ニーズを汲み取れることが今後の社会を生きる上で、鍵になりそうです。

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