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ジンバブエドルの廃止の事例からギリシャの動向について考えました

time 2015/06/15

ジンバブエドルの廃止の事例からギリシャの動向について考えました

ジンバブエでは、300,000,000,000,000ドル=1円という天文学的な数字になるほどのインフレに陥り、ついにジンバブエの中央銀行は自国通貨のジンバブエドルを廃止し、15日からアメリカドルに取り替えることを発表しました。(参照:『ジンバブエ・ドル、ついに廃止 壮絶なインフレで300000000000000ドル=1円』)

理由は、2000年以降のムガベ大統領による独裁政治のもと、経済が低迷し財政が悪化。その財政赤字を埋め合わせるために、中央銀行が紙幣を乱発した結果です。

そんなニュースが発表された中、現在のギリシャ経済と結びつきました。

ギリシャ政府が、緊縮策を盛り込んだ緊縮策を拒否した時にどうなるのかを考えてみました。

 

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ギリシャ政府の取ることのできる選択肢は3つ

ギリシャが取ることのできる選択肢は3つであると考えました。

  1. 緊縮策を盛り込んだプログラムで立て直しを図る
  2. ユーロ圏を離脱する
  3. 現行の支援プログラムを継続する

現在も、対ギリシャ支援ということで協議が進んでいますが、着地地点がはっきりと定まらず、具体的な立て直し方法が決まっていません。

その中で、今後ギリシャが取り得る選択肢は上記の3つであって、それぞれの選択肢を実行した場合に起る可能性がある事象について考えます。

 

1.緊縮策を盛り込んだプログラムで立て直しを図る

つまり、ユーロ圏に残留するということです。

既に世界各国から支援援助を受けているギリシャですが、当然将来的には支援されたお金を返還していく義務があります。

したがって、『年金削減』『税金増税』『公務員の人員削減』などの緊縮策を受け入れ、実施しなければなりません。

それらの策が実行された時の懸念点として、国民への直接的な影響が考えられます。

「政府主導の緊縮策の実施」 →「消費の冷え込み」→「企業の業績の悪化」→「雇用の低下」→「収入の低下」という負のスパイラルに陥り、財政を立て直す前に国民が疲労困憊となってしまうのではないかと思います。

 

2.ユーロ圏を離脱する

協議が完全に決裂して、IMFへの融資返済が不可能になってデフォルトとなるということです。

ユーロ圏を離脱することで、自国通貨のドラクマが復活すると予測できます。ユーロ圏を離脱するということは、借りたお金を返さなければならないということ。

しかし、ギリシャは、債務返済よりも公務員給与や年金の支払いを優先させる方針だが、政府は、両方を賄うだけの資金はないと言っています。

つまり、国家が破綻するということ。デフォルトということで、お金を返す必要性が低下しますが、その代償として世界中から信用をなくしてしまいます。

結果的に、貨幣価値も下がってしまうので、『ドラクマ』の通貨価値は暴落し、ジンバブエドルの大暴落のようなことが起こってしまうのではないでしょうか。

また、ギリシャにお金を借していた国々は、借していたお金が返ってこなくなるので、世界的な不況に繋がるのではないかと思います。

 

3.現行の支援プログラムを継続する

現行の支援策を継続して行い、時間稼ぎをする方法があります。債権団と協議して、落としどころを見出すことで、ギリシャが抱える問題を軽減していくことも考えられるでしょう。

 

まとめ

いずれにしても、今回のような危機的な事象が起こることで、金融市場のお金の動きも変わってくると思います。投資側の心理から考えて、安定性のある金融商品への移行。

そうなると、日本の『円』が買われたりすることで、円高株安の動きも出てくると考えました。

こういった地政学的な観点から経済のことを考える重要性について学びました。

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