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音楽ストリーミング市場についてと、それによって何が変わるのか

time 2015/06/18

音楽ストリーミング市場についてと、それによって何が変わるのか

Apple(アップル)が6月30日に世界100ヶ国以上で始める音楽サービス『Apple Music』展開することが決定しています。(参照:『「Apple Music」、世界100カ国以上で6月30日に開始、月額9.99ドル』)

また、サイバーエージェントとエイベックスの音楽配信サービス『AWA』、『LINE Music』、そして、アクティブユーザー数が7000万人を突破している『Spotify』。

日本でも『定額制音楽サービス』への関心度が高まっていると言えます。

音楽ストリーミング業界の全体的な概要を捉えながら、今後どうなるのかということについて考えていきたいと思います。

 

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音楽ストリーミングとは?

そもそも、音楽ストリーミングとは何なのか。

音楽ストリーミングとは、楽曲自体はインターネット上に存在していて、インターネットを経由して音楽を楽しむことができるサービスです。

今までは、CDを購入して音楽を聴いたり、iTunesなどのダウンロード配信サービスから楽曲を購入して聴いていました。

音楽ストリーミングでは、契約期間中であれば、無制限に音楽を聴くことができ、あらゆる音楽を聴くことができること魅力があります。

 

音楽ストリーミング業界は今後世界的にも伸びていく

音楽業界を取り巻く環境はよりよくなっていますが、日本の音楽業界の業界規模は2014年においては約3,000億円(CDなどの音楽ソフト販売およびデジタル配信)。

2005年においては、約4,500億円でしたので10年間で3分の2以下に縮小しているのが現状です。

そのうち、有料音楽配信の売上は約437億円(2014年)。70%以上の売上がCDなどの媒体によるものであって、日本ではまだ従来の習慣が根強く残っています。

しかし、スマートフォンの利用率が60%を超え、日本にも7,000台以上のスマートフォンが流通している背景を踏まえると、今後はデジタル音楽をダウンロードする、インターネットを経由したストリーミング方式で音楽を聴く割合が多くなると予想できます。

 

音楽ストリーミング業界を取り巻く環境は?

主要なサービスを挙げると

  • AWA(サイバーエージェント、エイベックス)
  • Apple Music
  • LINE Music
  • Spotify

などが挙げられる。

AWAとLINE Musicはサービスを発表し、現在トライアル期間を設けたキャンペーンを行っている。Apple Musicに関しては、サービス開始の発表は済んでおり、6月30日からのスタートとなる。

また、業界の前線を行っているSpotifyだが、全世界で7,500万人のアクティブユーザーの獲得、有料会員数2,000万人を獲得し、勢いに乗っています。

 

AWA Apple Music LINE Music Spotify
楽曲数 100万曲(年内に500万曲 3,000万曲 150万曲(年内に500万曲) 3,000万曲
料金プラン 1,080円/月 9.99ドル/月 ◯プレミアムプラン・通常:1,000円/月

・学割:600円/月

9.99ドル/月※一部無料

さらにSpotifyは、6月10日に5億2,600万ドルの資金調達に成功しており、今後は日本にもサービスを展開するのではないかと思います。

世界基準で見たときに、音楽ストリーミング市場は拡大し、ユーザーにも浸透しつつあります。

アメリカでは、ダウンロードや音楽ストリーミングを含むデジタル音楽の売上は、2013年から1億4000万ドル(169億円)伸び、総額45億ドル(約5444億円)。

一方で、CDやアナログレコードなどの売上は、21億3000万ドル(約2579億円)とデジタル音楽の売上がCD売上金額を超えています。

 

音楽ストリーミング市場の拡大によって、『持っていない曲を聴きたい』というニーズが生まれる

ストリーミング・ミュージックは、音楽をダウンロードせず、すべてストリーミングで楽しむものです。

それによって、僕たちの音楽の聴き方を変えていくでしょう。

これまでは、所有している音楽を聴いていました。したがって、気になった楽曲があれば、CDなどを買う必要がありました。また、ラジオなどでも音楽を聴くことができますが、ラジオから発信される音楽は、どこか受動的な部分があります。

スマートフォンやインターネットの普及、そしてストリーミングサービスの登場によって、音楽を無料、もしくは安価な価格帯で楽しむことができるようになりました。

「自分が持っていない音楽が聴ける」ことで、今までは聴く機会がなかった音楽や、流行りの音楽を少し聴いてみたりなど、「持っていない曲を聴きたい」というニーズが生まれるでしょう。

 

音楽がコミュニケーションの1つになる

LINE Musicは、既存のLINEのプラットフォームを使って、タイムラインや友達同士のチャット中にコンテンツをシェアすることができます。

音楽自体がコミュニケーションの手段の1つになると同時に、結果的に楽曲の認知度を広めてる働きがあります。TwitterやFacebook上で起きるような拡散が、見込まれ、シェアされることで瞬く間に認知度を高めていくでしょう。

したがって、インターネット上に如何にコミュニティを形成するかということが重要です。

 

ビッグデータの活用によるパーソナライズされた体験の提供

僕たちが聴いている音楽の「ジャンル」「アーティスト」「曲」「年代」などのデータは、逐一記憶されていくでしょう。収集されたデータをもとに、レコメンド機能などによって自分が興味のある音楽の提供など『パーソナライズされたサービス』が当たり前になるでしょう。

 

ライブイベントの需要が格段に強くなる

リアル参加型のライブイベントの需要が高まっています。

日本では、『フジロック』『サマーソニック』などの大型野外フェスが人気です。

また、最近では『EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)』のライブイベント『Ultra Music Japan』なども開催されています。

こういった大型ライブイベントに参加する人の数は、10万人以上を超えるほどの人気。

日常的にはインターネットを介して、ストリーミングで音楽を聴くことが主流になっているからこそ、リアルな音楽を楽しめるライブイベントの需要は今まで以上に強まるのではないかと思います。

すべてのビジネスにおいて、インターネットの普及によって、デジタル化された部分は大きいですが、リアルな体験をユーザーに提供するという視点も重要なのではないでしょうか。

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