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三越伊勢丹のECサイトは成功は百貨店の世界観を表現できるかどうか

time 2015/08/24

三越伊勢丹のECサイトは成功は百貨店の世界観を表現できるかどうか

デパート最大手である三越伊勢丹ホールディングスは、国内外の100を超えるメーカーと提携し、いわゆる『高級ブランド』を扱う通販サイトを立ち上げる計画を発表しました。(参照:『大手デパート 高級ブランド通販サイト立ち上げへ』)

2016年の4月をめどに、販売を開始する予定。

今回の記事を通して、EC業界の動向と、ECサイトの立ち上げを成功させるためのポイントについて考えていきたいと思います。

 

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加速していくEC業界:2020年の市場規模は25兆円

日本における、EC業界の市場規模について考えていきます。

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2014年の市場規模は、約13兆円でした。そして、2020年には25兆円規模にまで成長していくと推測されています。

しかし、日本の小売業界の市場規模は、300兆円ですから、それを踏まえて考えると、インターネットを経由して商品を購入している比率はまだ4%に達していないほどです。

EC業界の成長を後押ししているポイントは、『スマートフォンの利用率の増加』『インターネットの普及』です。

インターネットの活用による購買行動の伸び代は、まだまだあると言えるのではないでしょうか。

 

デパートの売上は増加傾向:ECサイト立ち上げによってさらなる増加は見込めるのでは?

日本百貨店協会によると、全国のデパート238店の7月の売上は5612億円余り。この数字は、前年同月比3.4%上回り、4ヶ月連続で売上が伸びているよう。

内訳をみると、『貴金属・装飾品』が22%増加。『化粧品』が18%増加。と高級化路線を辿っている製品の売上が伸びていることが分かります。

株高や臨時ボーナスの増加、また、外国人観光客、特に中国人観光客による購入が上昇していることで、伸びているのではないでしょうか。

ECサイトができることによって、たくさんの高級ブランド品の閲覧できる環境が整い、『いつでも』『どこでも』商品を購入することができるプラットフォームの誕生によって、販路の拡大が見込まれ、売上が増加するとも考えられます。

 

コンテンツマーケティングの重要性が高まる:百貨店の世界観をどう作るか?

僕が思う、最大の懸念点は『百貨店の世界観が失われる』『ブランド価値の低下』ということです。

当然、ECサイトを通して、欲しい時に商品を変えるようになりますし、家にいながらでも商品のラインナップを閲覧することができます。

それによって、何が起こるのかというと、プロダクト自体の価値が下がり、その百貨店で買う目的意識が低下するのです。

したがって、ブランド力の低下、百貨店自体の魅力が薄れるのではないかと思い、思うように売上を伸ばせなくなるのではと考えました。

ECに限らず、高級品ほど『どこで買うのか』『誰から買うのか』『どのようにして買うのか』という要素が重要になってきます。

つまり、百貨店の世界観をWeb上でどのように表現するのか、UXを如何に表現できるかがカギであると思います。

 

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