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インバウンド戦略:大丸松坂屋が訪日中国人の受け入れを整えてきた

time 2015/09/16

インバウンド戦略:大丸松坂屋が訪日中国人の受け入れを整えてきた

大丸松坂屋では、訪日中国人観光客の買い物を簡単・便利にするために中国のオンライン決済サービスである『We Chat Payment』の導入を決定した。(参照:『大丸松坂屋百貨店、中国客向け決済「WeChat Payment」導入、帰国後もコミュニケーション継続』)

9月30日から、心斎橋・梅田・京都・神戸・東京・札幌の大丸6店舗、名古屋・上野の松坂屋2店舗のインバウンド重点売場に導入する予定です。

日本初の導入を迎えるわけですが、本格的に訪日中国人観光客の受け入れ環境を整えきていると考えられます。

 

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『微信(We Chat)』は、登録者数が11億人を超える人気SNS

中国の人気SNS『微信(We Chat)』は、日本でいう『LINE』のようなメッセンジャーアプリです。

2015年時点でのアプリ登録者数は、11億人を超え、月間のアクティブユーザー数は、6億人を超えます。

また、20以上の言語で利用が可能で、WeChatは200以上の国と地域で運営されています。

 

『We Chat Payment』は、中国人の『爆買い』を加速させるのか?

『WeChat Payment』は、『微信(WeChat)』のユーザーが、自身の銀行口座をアカウントに登録するだけで利用できる新しい決済サービス。

現在は、4億人以上の利用者を誇り、中国人ユーザーの買い物には欠かせないサービスとなっています。

使い方は、実店舗にて『We Chat Payment』を使って、決済をするためには、店舗に設置されているタブレットのQRコードをスマートフォンで読み取るだけ。

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また、請求金額に関しては、デビットカードのように決済完了後、指定の口座より、翌日引き落とされる仕組みです。

現在、日本を訪れる中国人観光客が急増しています。

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2014年8月の時点で、訪日中国人観光客数の過去最高を記録しました。

訪日外国人国別訪問者2014

そして、2014年は240万人の中国人観光客が日本を訪れ、その伸び率は80%を超える結果となりました。

ビザ取得基準の緩和などの外的要因も重なり、訪日中国人が増加しましたが、2020年の東京オリンピック、日本ブランドの所有欲などによって、今後もその数字は伸びていくのではないでしょうか。

なぜ、『微信(We Chat)』が中国人観光客の買い物を促進させるのか。

それは、微信のプラットフォーム上に商品情報などのコンテンツが流れ、それをもとに、買い物をしているからなのです。

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微信と、日本のLINEの違いは以下の3つです。

  1. 微信では、タイムラインを企業も個人も積極的に使用していること
  2. 公式アカウントで企業側が、積極的にプロモーションしていること
  3. 4億人が決済口座を作っていて、決済機能を持っていること

スマートフォンとインターネットの普及によって、個人の持つ影響力は大きくなりました。

それによって、個人の発信する情報の重要性も高まり、日本に旅行した『個人』から、日本の流行りものや、買ってよかったもの、オススメ商品などの情報が微信上に発信されます。

そして、それをもとに購入する商品を決定するという流れが誕生しました。中国のアプリが日本でも使用できるようになることによって、ますますこの動きは強くなり、中国人の買い物を促進させるでしょう。

 

『We Chat Payment』のメリットと、重要になってくるポイントについて

何と言っても、11億人のマーケットに情報を発信することができるということが一番のメリットではないでしょうか。

また、We Chat Paymentは4億人のユーザーがいますから、決済機能を利用したユーザーに対して、店舗サイトへの会員化や、フォローを促したり、購買情報をもとに、ユーザーが好みそうな商品情報やサービスのプロモーションができ、マーケティングに利用することができます。

また、それによってリピート顧客へと育てたり、サービスのブランディング、プロモーションとしての利用も可能になるでしょう。

その中で、企業側が考えなければならないことは

  1. サービス・商品を微信上に口コミしてもらえるような戦略を考えること
  2. 中国人が好む商品をつくる。もしくは、ブランディングしていくこと
  3. 企業側として、微信上に情報を発信できるようになること

ではないでしょうか。

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