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『爆買い』からみる、訪日中国人のインバウンド消費についてポイント5つ

time 2015/09/30

『爆買い』からみる、訪日中国人のインバウンド消費についてポイント5つ

中国経済の減速に伴い、人民元安・株式市場の混乱があったにも関わらず、中国人観光客は、国慶節(10月1日〜7日)を迎えるにあたって、海外旅行を楽しむ人で賑わうと予想されている。(参照:『中国人の「爆買い」継続、2015年は総額27兆円超へ=報告書』)

春節の際に、日本を訪れた中国人観光客による『爆買い』は記憶に新しい。

2015年の中国人の海外旅行支出は、前年比23%増の2290億ドル(約27兆4800億円)に上る見込みです。

また、2020年までにこの数字が4220億ドルに達すると予想しています。

そこで、今回は訪日中国人による『インバウンド消費』の以下のポイント5つと、今後の『爆買い』についての動向を考えていきたいと思います。

 

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①中国人旅行客数は2020年に2億3400万人になる見通し

中国の海外旅行者は依然増加を続けており、2020年までには2億3400万人と、昨年の1億人超から倍増する見通しを立てています。

その中で、どのような国々に行っているのかというと。

中国人観光客の旅行先

旅行先はというと、アジア圏を中心。

「中国よりも手頃な値段で海外商品が手に入る」「距離的にも近い」ということもあり、海外旅行先として、香港が人気になっています。

 

②訪日中国人数は、240万人を突破。日本に与える経済効果も無視できない存在に

日本に関しては、2014年の訪日中国人数は240万人を超えました。

訪日中国人数推移

また、2015年の7月の訪日中国人数は、前年比で倍増の57万人が訪日する結果となりました。

訪日中国人数推移

理由としては

  • 円安効果
  • 中国人の富裕層の増加
  • ビザ発行条件の緩和
  • 中国と日本を結ぶ便が増加したこと
  • LCCなどの格安航空会社の成長拡大

などが挙げられるでしょう。

 

③1人あたりの旅行消費学は25万を超える

中国人観光客の消費額

上の図は、中国人観光客による、国別の消費金額についてのグラフです。

中国人観光客による消費額

他のアジア諸国の消費金額と比較しても、中国人観光客による消費額の大きさが分かります。

消費額の内訳を踏まえると、『買い物』にお金を支払う割合が高いことから、日本製品への信頼と憧れ、製品に対して需要の顕在化ということが読み取れます。

中国人消費内訳

 

④訪日中国人の『爆買い』を促進させるソーシャルメディアの存在

中国のソーシャルメディア

訪日中国人による『爆買い』を促進させた一つの要因として、ソーシャルメディアの存在があります。

日本を訪れた中国人は、『微信(We Chat)』などの中国版のソーシャルメディア上に発信されている情報を基に、買うアイテムを見定めているのです。

訪日中国人数が増加すると同時に、日本旅行に関するソーシャルメディア上への書き込みは増加しています。

ソーシャルメディア上に書き込まれた情報から、「日本に行きたい」「羨ましい」「その化粧品欲しい」などのコメントが集められ、日本旅行へ行きたいという感情を高ぶらせ、訪日者数を伸ばしているのかもしれません。

  1. ホテルで無料でもらえる水を飲まないとどんどん増える、もう4本あるよ。
  2. ホテルのコンセントが少ないからタコ足配線のやつ持っていくべし。
  3. チョコモナカジャンボがあれば何もいらない。
  4. 中国人も日本ではちゃんと並ぶ、環境は大切だね。
  5. 銀座は外国人のほうが多いんじゃないか。
  6. お店の店員さん中国人が多い、同胞がんばれ!
  7. 日本料理もさることながらイタリアンのレベルが高い東京。
  8. 喫煙所に人がいっぱい集まっているのはすごい光景だね。
  9. たばこ吸うところがない、困った。

ソーシャルメディア上では、上記のようなリアルな情報が発信され、個人間が発信する情報の影響力の高さも同時に感じます。

 

⑤訪日中国人はどんなものを買っていくのか?

実際に、日本を訪れた中国人観光客は、何を買っていくのでしょうか。

訪日中国人の消費内訳

2014年、訪日中国人が買った商品の内訳を踏まえると、日常生活で使用されるアイテムが多いことに気づきました。

このことから、

①日本製品の質の高さ

②中国のルールという点から対象のアイテムに関しては、高付加価値が付くものが存在する

ということが言えるのではないでしょうか。

中国で認定されていない外国製医薬品などには、保険が適用されなく、高価な商品として、一般の人たちには購入できないような金額が提示されているのかもしれません。

そこで、日本などで中国で購入するよりも手頃な値段で買える消費への需要が顕在化した結果であると考えました。

 

まとめ

経済的にも豊かな層が増えていくと同時に、訪日中国人数も増加すると考えられます。

そこで、考えるべきポイントは、訪日中国人の受け入れ環境を整えることです。大丸・松坂屋は、オンライン決済サービス『We Chat Payment』の導入を決定しました。

このように中国人観光客が買い物をしやすいような環境を整備することが大切でしょう。

また、中国は、輸出国から国内消費へと今後シフトしていくでしょう。その中で、今のように、『爆買い』概念がなくなっていくかもしれません。

それを踏まえて、「日本に来てもらう理由は何なのか」「リピートできてもらうためには」「サービス・価値への提供」というポイントも同時に考えていかなければならなくなるのではと思いました。

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