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医薬品・日用品などのインバウンド需要とSNSからの購買動線について

time 2015/10/03

医薬品・日用品などのインバウンド需要とSNSからの購買動線について

中国で、国慶節(建国記念日)を迎え、海外旅行が増える中、訪日中国人の『爆買い』が期待されます。(参照:『秋の爆買い熱烈歓迎、中国国慶節で百貨店や薬局』)

インバウンド需要を取り込もうと、百貨店やドラッグストアーなどは販売に力を入れていますが、実際に訪日中国人は『何を』『どうやって』『どのように知って』買っているのかを考えていきたいと思います。

 

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医薬品や日用品が大人気であるその理由とは?

観光庁が発表した「訪日外国人消費動向調査」によると、2014年の訪日外国人旅行者による消費総額は、前年比43.3%増の2兆305億円で過去最高額となりました。

それを牽引しているのは、訪日中国人による『爆買い』です。

1人あたりの旅行支出額は、25万円を超え、ダントツで高い数値になっています。

そんな訪日中国人が購入するアイテムとして、

『炊飯器』『温水洗浄便座』など電化製品が人気である印象が強いですが、実際に日本に観光にきた中国人は何を買っているのでしょうか。

ソーシャルメディア上に投稿された情報の集計データを参照してみます。

爆買い

こちらはソーシャルメディアでの7月中の商品情報の投稿ランキングです。

『龍角散ダイレクト』『雪肌精』『熱さまシート』『サンテFX』など医薬品や日用品が多いことが分かります。

中国人の爆買い

こちらは8月の投稿ランキング。

やはり、医薬品・日用品が多いです。

『服飾』『魔法瓶』などこれから寒くなる時期に合わせた商品を購入する傾向があることも読み取れます。つまり、環境的な要因によって、購入する商品や話題になる商品があるということ。

なぜ、このような『医薬品』『日用品』などの商品を購入する訪日中国人が多いのか。

それは、3つの理由があると思います。

  1. 中国製品に対する不満の現れ
  2. 日本ブランドの憧れ
  3. 日本で買うと安く買える

1つは、「中国産の商品は効果があまりない」「身体的に悪影響を及ぼすのではないか」など、商品に対する不満が顕在化されていることが仮説として挙げられます。

日本の健康食品、サプリメントは品質が良く、安全、効果があり、副作用がないと非常に評価が高いことがソーシャルメディア上でもシェアされています。

それを踏まえると、日本の製品は安全に使えるから、購入したいという感情が現れるのではないでしょうか。

 

2つ目は、日本ブランドに対する憧れがあるということ。

炊飯器や魔法瓶、ウォシュレットを持っているという事実が、自分自身のステータスになる要因であることです。

 

最後は、日本で買うことのメリットがある。

日本製品は、海外諸国に流通されているから、買おうと思えば、中国でも買えると思います。

なのに、何故日本で買うのか。

それは、中国で買った時と比較して、安価に商品を買うことが考えられます。

関税などの様々なお金が付け加えられることで、高価格化が発生し、中国で買うよりも、日本で買ったほうが『お得感』があるから訪日中国人が医薬品や日用品を買うことが予想されます。

 

SNSがインバウンド需要を促進、SNSからの購買動線は?

微信

訪日中国人はどのように買いたい日本製品の情報を入手しているのか?

それは、『微信(We Chat)』『微博(Weibo)』などのソーシャルメディア上の投稿をもとに日本製品についての情報を入手し、買いたい商品をリストアップして、日本にやってきます。

それで、実際に商品を買うと。

カスタマージャーニーマップ

したがって、SNS上で購入までアクションが完了しているということ。

『微信(We Chat)』『微博(Weibo)』などでシェアされていない日本商品に関する情報は、露出度も低いこともあり、購入したい商品にはリストアップされていません。

ソーシャルメディア上に発信される情報が持つ影響力が大きいということが言えることから、今後考えるべきポイントは2つあります。

  1. ソーシャルメディア上に商品のプロモーションをしていく
  2. 日本に訪れてから購買に結びつける

当然、ソーシャルメディア上に商品情報を発信していかなければなりません。

上図の購買動線を踏まえると、購入した商品についての投稿が多いことから、まずは「買ってもらう」ということが大切です。

したがって、中国人観光客は何を求めているのかという(潜在的な)ニーズを知ることが大切でしょう。

 

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