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アメリカで地ビールの人気が上昇。人気の理由は、ターゲット層の変化なのか。

time 2016/02/21

アメリカで地ビールの人気が上昇。人気の理由は、ターゲット層の変化なのか。

今、アメリカで地ビールが人気になっています。(参照:『地ビール、米国で空前の売れ行き ざわつく大手メーカー』)

米国の地ビールの醸造所の数は、米国醸造家協会によると、15年11月で4144。

禁酒法時代前の1873年のピークの4131を上回り、過去最多だ。

販売額は2014年に196億ドル(約2兆2千億円)で、10年前の4.4倍に増えた。

醸造業者も増え、地ビールの販売額も年々増えているとのこと。

ビール業界というものは、昔からある市場であり、なぜ、近年マーケットが伸びてきているのだろうか。

それは、『ビール』自体のポジショニングと、消費者層の変化が関係しているのではないでしょうか。

 

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アメリカのビール市場の市場規模は1000億ドル。そのなかで、大手メーカーのシェアは高い

アメリカのビール市場について整理します。

アメリカのビール市場の市場規模は、約1000億ドル(約12兆円)。

年間消費量は、2418万kl(2011年)であり、1人あたりの年間消費量に関しては、121本/年消費するほどです(2011年)。

 

また、アメリカにおける、ビール市場の構成比を考えてみます。

No メーカー名 シェア率
1 Auheuser-Busch 46%
2 MillerCoors 27%
3 Crown Imports 6.2%
4 Heineken USA 3.9%

Anherser-Buschは、アメリカの大手ビールメーカーであり、世界第3位のビール生産量を誇ります。

主力のビールブランドは、『バドワイザー』。

社名よりもビールブランドの認知が先行しているほど、世界でも有名なブランド。

ビール市場のシェアを踏まえると、大手ビールメーカーが台頭しているイメージを抱きます。

 

地ビールの市場規模や196億ドルにまで成長。2020年には全体シェアの20%を目指す

ビール市場の成長は、横ばいだが、地ビールの市場規模は、年々増加しています。

アメリカの地ビールのシェア率推移

地ビールのシェアは、ビール市場の全体の11%にまで拡大しています。

2014年には、醸造所数も、3000か所を超え、年間の生産量も1000万バレル(17億リットル)を超えました。

地ビールの生産量は18%増加で推移しており、金額ベースでは、22%の伸びを達成しています。

金額ベースであれば、市場全体の19%を占めるほどに。

地ビールの市場規模は、196億ドルにまで成長しており、2020年には全体の20%のシェアを獲得の見通しを立てています。

 

地ビールの市場規模が拡大している要因は?

地ビールの市場規模が拡大している理由は、何なのでしょうか。

  • 『ビール』のポジショニングの変化
  • ターゲット層の変化
  • 価格的な要素
  • 流通チャネルの変化
  • 製品自体の変化

様々な仮説ができますが、ここでは、「『ビール』のポジショニングの変化」と「ターゲット層の変化」を論点にあげたいと思います。

 

アメリカでよく飲まれるお酒は、『ビール』です。

ビール市場は、古くから存在しており、ビールという存在自体が馴染み深いものであると思います。

 

価格は、高いものでボトル6本入りで約15ドル(約1700円)と、大手メーカーの倍ほど。

それでも、マンゴーやグレープフルーツなど様々な材料を使った約70種類の商品が好評だ。

昨年の売り上げは、前年の2倍の1億ドル(113億円)を超えた。

以上を踏まえると、地ビールの価格は、大手ビールメーカーの商品と比較すると、決して安くはない。

したがって、大手ビールメーカーの商品は、コモディティ化しているので、「ダサい」「他のものを飲みたい」というような、消費者動向の変化が起きていると考えられます。

 

地ビールを楽しむことが、ファッショナブルで、オーガニックなイメージが定着し、『地ビール』のポジショニングが確立していったのではないでしょうか。

 

また、スマホやソーシャルメディアの登場により、個人の情報の影響力が大きくなったこともあり、地ビールに対する認知度、理解度が高まっているのでしょう。

 

日本でも『ビール』の認知が変わっていく?!

日本でも、今後地ビールの需要は高まっていくでしょう。

すでに、地ビールの消費も伸びていますが。

消費増税後も、プレミアムモルツなど、高価だが、美味しいビールへの需要が高かったことを踏まえると、ビールという認識も変わっていくことが伺えます。

そして、スマホやソーシャルメディアの登場により、ライフスタイルの変化を起こしています。

Instagramなどに地ビールを飲んでいる写真を投稿するなど、地ビールを飲む目的が変化することで、さらなる成長が予想されます。

さらに今後は、外部環境の変化をも踏まえた、マーケティング戦略が重要になってきますね。

 

今回は、昔から存在するビール市場の中で、地ビールの市場が成長していることをピックアップし、マーケティング的な要素で、仮説を立ててみました。

普段から転がっている、情報をインプットするだけでなく、『考える』ということを意識しながら、インプットすると、違った見方ができて重い白いですね。

 

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