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書評『サードウェーブ』を読んで:世界経済を変える第3の波とは何か?

time 2016/12/22

書評『サードウェーブ』を読んで:世界経済を変える第3の波とは何か?

アメリカ・オンライン(AOL)創設者であるスティーブ・ケース氏著の『サードウェーブ-世界経済を変える第3の波が来る-』を読みました。

どんな人にオススメかというと

  • インターネットが普及し、どのような未来が待っているのかを知りたい方
  • IoT(Internet of Things)を拡充していく上で、何が重要なのかが知りたい方

アメリカ・オンラインの創設者であり、史上最大の企業合併を成し遂げたスティーブ・ケース氏による「未来ビジネスの提言書」という位置づけです。

 

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インターネット時代における『第1の波』『第2の波』『第3の波』とは何か?

インターネット時代における『第3の波』とは何なのか?

その前に、『第1の波』、『第2の波』の内容をまとめると、以下のようになります。

  • 第1の波:オンラインの世界にインフラと土台を築いた。1985年〜1999年。台頭した企業が、IBM、マイクロソフト、アップル、シスコなど。
  • 第2の波:インターネットをベースにして、その上からさらに別のものを築くこと。

第2の波の特徴は、サービス型のソフトウェアにありました。

Facebookを中心としたSNSだったり、配車サービスのUber、空きスペースを活用したマッチングサービスであるAirbnbなど。

インターネットとスマホの普及によって、この第2の波は、社会に対して大きな影響を与え、ライフスタイルの変化を導いたでしょう。

 

では、実際にそのプラットフォームを活用している規模を考えてみると。

Facebookの利用者数推移

Snapchatの利用者数推移

Instagramの利用者数推移

  1. Facebook利用者数:16億人以上
  2. Snapchat利用者数:1日当たりのアクティブ利用者数は1億5000万人以上
  3. Instagram利用者数:月間アクティブ利用者数は5億人以上
  4. Youtube利用者数:10億人以上。インターネット利用者の3分の1相当

図からも読み取れるが、上記のようなソーシャルメディアの利用者数は1つの国に相当するほどです。

このソーシャルメディア上で、毎日あらゆるコンテンツの発信・再生と、コミュニケーションがやり取りされている。

 

インターネット上にこのようなサービス型アプリケーションが登場したことで、僕たちの生活は以前と一変したが、さらに『第3の波』が訪れようとしている。

では、その『第3の波』とは何かというと、インターネット製品がインターネット企業だけのものではなくなる時代が到来するということ。

様々な製品がインターネットと接続し、IoTのもっと先の、「ヒト、モノ、場所」などのあらゆるものがインターネットに接続する『総接続社会(IoE)』が到来するのです。

 

今、起きている3つの要素とは?

インターネット・スマホが普及している今、3つのトレンドが起こっている。

  1. 第3の波
  2. ライズ・オブ・ザ・レスト(その他のあらゆる地域の台頭)
  3. インパクト投資

『第3の波』は、先ほどの述べた通り、あらゆるモノがインターネットに接続していくこと。

 

ソフトバンクは、7月に英国のARM社を約240ポンド(約3.3兆円)で買収すると発表したが、孫さんも中長期的に「IoE時代」がくることを踏まえた動きであると考えられる。

iPhoneに搭載されている「A9 プロセッサ」には、ARMv8(64ビット)が採用されている。

また、Androidスマートフォン向けの、クアルコムやサムスンの製品にもARMのテクノロジが広く使われている。

同社によれば、2015年だけでもARMベースのチップが148億個出荷されているという。

さらに、20年以内に1兆個のチップが地球上にばら撒かれると述べ、車ですら「走るコンピュータ化」として、超知性が人間を超える時代がくることも考えている。

 

その中で、ライズ・オブ・ザ・レスト(その他のあらゆる地域の台頭)が顕著に表れるという。

今までは、ニューヨークやシリコンバレーなど、イノベーションが起きる地域が確立されていたが、今後はイノベーションが起きる地域が多様化していくというです。

 

最後にインパクト投資です。

今までは、投資の目的は「利益を上げる」ことでした。

しかし、テクノロジーを駆使し、既存の枠組みを変え、『破壊』を促し、それによってイノベーションが起きて、僕たちの生活がより豊かになるように、投資の目的に『社会的利益』が求められている。

先述の「Uber」や「Airbnb」のようなサービスは『インパクト投資』の具体例ではないかと思います。

 

まとめ

第3の波にが浸透するためには『パートナーシップ』が必要。

なぜかというと、僕たちにとって重要な産業というのは、国などからの規制があるからです。

いかに国や自治体との関係性をうまく構築するかもサービスの拡充などを早めるには重要でしょう。

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