『自分のアタマで考えよう』まとめ!論理的思考力を鍛える5つのプロセス

書評

『考える力』がある人とない人の違って何なんだろう?

この問いをよく考えることってありますよね。実は『考える力』を高めることって今から紹介するポイントを意識するだけで劇的に変わるのです!

 

社会派ブロガーとして活躍するちきりんさん。

政治、経済情報など様々なニュースを取り扱っている中で、どのようにすれば『自分のアタマ』で考えることができるのか思考プロセスをまとめました。

 

「プロ野球ファンの年齢層が高いことが意味する今後の動向は?」

この問いに対して、どのように考えますか?

 

ちきりん氏著の『自分のアタマで考えよう』を読んで、「知っている」から脱却し、「考える」ためには、何が必要なのか、どのような視点が必要なのかがまとめられています。

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固定観念・先入観に惑わされないこと

ついやってしまう考え方って?

先ほどの問いに戻りましょう。

「プロ野球ファンの年齢層が高いことが意味する今後の動向は?」

この問いに対して、

A君とB君は、こう考えました。

A君の意見

日本のプロ野球の未来は暗い。

 

なぜなら、ファンが高齢化しているからだ。

高齢化したファンはそのうち死んでしまうので、プロ野球ファンがいなくなってしまう。

 

プロ野球は早急に若いファンを取り戻すべく努力すべきだ。

 

B君の意見

日本のプロ野球の未来は明るい。

 

なぜなら現在のファンの多くは資金的に余裕があり、余暇時間も長く、他に娯楽も多くない高齢者だからだ。

 

日本のプロ野球は、シニア層のファン向けビジネスに積極的に乗り出すべきだ。

示されたデータを読み取り、上記のように考えたという点では、正解なのかもしれません。

 

しかし、それは客観的な意見に基づいている考えなのか。

ある情報から楽観的なことしか読み取れない。

 

反対に悲観的なことしか読み取れないのは、読み手に最初からバイアスがかかっているからです。

 

なんらかの固定観念、既成概念、

すなわち「もともと知っていること」に影響されていることが多いのです。

 

C君の意見を考えてみると

C君の意見

プロ野球ファンの高齢化が進んでいる。

高齢者はお金を持っているし、余暇時間を持て余している。

 

しかも、若者よりも人口も多い。

こんなにファンが高齢化しているなら、今後はもっとシニア向けのビジネスを展開すべきではないか?

その方が、経済的にゆとりがなく人数も減ってしまう若者向けのスポーツであり続けるより儲かるかもしれない。

 

一方で、長期的に見れば、現在高齢のファンがいなくなった後、今の若者が野球に興味を持たないまま中高年になれば、プロ野球はジリ貧になってしまう。

 

だから、今の若者も年をとれば野球の魅力に気がついてくれるような仕掛けを提供していく必要がある。

思考は、知識に影響されます。

過去の知識ではなく、目の前の情報から考えることを意識することが重要

『自分のアタマ』で考えるための思考プロセスは?

①『知識』は過去!『思考』は未来!

まずは、考えるために意識しなければならないスタンスの話です。

「知識」と「思考」は似ているようで、全く違った概念です。

「知識」と「思考」の違いは?

  • 知識
    >>過去の事実の積み重ね
  • 思考
    >>「思考」とは未来に通用するためにすべき行動

何かを考える際に、頭の中から知識を引っ張り出す行為は、「思考ではなく、他人の思考を借りている行為」に他なりません。

自分の頭で考えることは、「知識と思考をはっきりと区別する」ことから始まり、「自分で考えなさい!」と言われたら知識を取り出すのではなく、むしろ知識を一旦「思考の舞台の外」に分離することが重要なのです。

②「目的」から理解する

会議などでなかなか、意思決定など

次の行動が起こすことができないのはなぜなのか?

 

それは、ゴール(目標)が明確になっていないからです。

 

つまり、どこに着地すれば良いのかが分からないので、「あれも調べよう」「これも調べよう」といったように、無駄な行動が多くなっていきます。

結局何のために調べたのか分からなくなってしまうのです。

 

それを防ぐためには、まず最初に「目的」を明確にすることです

まとめ:『イシューからはじめよ』を実践するためのポイントとは?
『イシューからはじめよ』をまとめました。生産性を上げるためには「解決すべき問題(イシュー)」を導き出し、イシュー(問題 )を見極めていくことで、アウトプットの質を高めていくのです。具体的なイシューの見極め方や仮説の立て方を紹介します。

 

こちらにも、最初に「イシュー(目的)」を考える重要性が学べます。

  • 「どんな事を明確にしたいのか」
  • 「何でそれを調べるのか」

まずは、目的を明確にしましょう

目的を明確にすることで、やるべき行動も明確になります。

無駄な行動をせずに、最短で目的に近づくことができるのです

③情報を手に入れた時は「なぜ?」「だから何?」を考える

情報を手に入れた時は、まず「なぜ?」「だから何?」を考える癖をつけましょう

 

日々、流れている情報を手に入れるだけでは、表面上の知識に過ぎません。

手に入れた情報・知識を元に何が言えるのか『考える』ということが肝になってきます。

 

「なぜ?」「だから何?」を考えるということはどういうことかというと、

その情報の裏側を考えるということでしょうか

 

ポイント

  • 「なぜ?」→数字の背景を探る問い。
  • 「だから何なの?」→過去の結果がこの数字であるとすると、次は何が起こるのか?それに対して自分は何をすべきなのか?を考えることができる。

情報を見た時は常に、「なぜ?」「だから何なの?」を必ず頭に思い浮かべることが重要

ある情報に十分な時間をかけることで、理解力は増しますし、「使える知識」として、インプットされます。

情報を深堀りするために必要な4つのポイント

では、情報を深掘りするためにはどうすれば良いのか。

先ほどの「なぜ?」「だから何?」を考えることと、以下の4つのポイントを考えましょう。

ポイント
  1. 因数分解する
  2. 縦(時系列)と横(カテゴリー)で比較する
  3. 考える要素のレベルを揃える
  4. 前提条件(ルール)を明確にする
因数分解する

情報を因数分解するとは、情報を細くするということ

例えば

「売上を伸ばしたい」

これは、漠然とした内容です。

 

この「売上」という情報を因数分解すると

  • 「売上=客数×客単価×リピート率」
  • 「売上=個数×単価」
  • 「売上=女性顧客の売上+男性顧客の売上」

など、様々な切り口で細分化することができます。

 

細分化することで何ができるのかというと、次の行動を考えやすくなる。

 

売上を伸ばすために、客数を増やそうといったように、細分化することで、調べる内容と、行動への筋道を立てられます。

縦(時系列)と横(カテゴリー)で比較する

それぞれの事象を、時間などで比較することで、それぞれの特徴をおえることができます

比較をするときのポイント
  • 比較は、「対象」と「項目」
  • 比較は、縦(時系列)と横(他社)
  • プロセスを分解し比較することで、「物事の進め方」や「段取り」まで比較可能

例えば、プロ野球で考えると

年齢別(縦軸)の売上(横軸)ってどうなっているのだろう?と分析してみます。

考える要素のレベルを揃える

「10代の日本人」「10代のアメリカ人」のように比較対象のレベルを合わせる。

「10代の男性」「犬」のように、まったく関連性がない者同士を比較しても、見いだせる要素が少ないですし、話に食い違いが起きる原因です。

前提条件(ルール)を明確にする

「驚くコンテンツを考えてください!」といきなり言われても、思考が停止します。

 

そのために、前提条件(ルール)を設定する。

「訪日外国人が驚くコンテンツを考えてください!」の方が、思考しやすいのが分かるでしょう。

④判断基準はシンプルに!

物事の判断ができなくなってしまう要因

判断基準が多すぎること

明確な判断基準があれば、選択肢がいくつあろうがすぐに決まります。

じゃあどうやって判断基準を作っていくか?

それは、優先順位付けが重要。

 

【婚活】で考えてみます。

婚活は、結婚相手を探すための活動を指します。

そこで、結婚相手に相応しいかどうかを判断する基準はいたってシンプル。

「経済力」と「相性」

判断基準は2つに絞ろう

判断基準は2つに絞り、マトリクス図で考えるととても分かりやすくなります。

⑤独自のフィルターを作ることが大切

「既にあるもの」から情報収集して、考えることが多いです。

しかしこれだと、周りに振り回されて「行動(アウトプット)」自体に疑問が起こってしまいます。

 

そこで『独自フィルター』を確立しましょう。

就活をしていると、企業を選ぶ基準は

  • 給与
  • 福利厚生
  • 企業理念

上記のようなことで選びがちです。

けど、

「自分はすぐに結果が欲しい」

「いや、5-10年スパンで結果を作っていく」

など自分独自の考え方(フィルター)を持って判断していくことが大切です。

まとめ:情報は『思考の棚』に整理しよう!

以上が、ちきりん氏の「自分のアタマで考える」ためのステップです。

 

インターネットとスマホによって、僕たちの周りには情報が溢れかえっている。

ニュースキュレーションアプリを使えば、様々な情報媒体から情報を得ることができる。

 

つまり、情報を入手することは簡単で、それをどう活かすことができるのか。

それには、まず自分で考えるということが重要で、それを訓練するためには、日々の積み重ねだと思います。

 

『考える』とは、手元にある知識から、『何が言えるのか』をアウトプットすることです。

併せてインプットも重要になってきます。

インプットした知識は、2つの軸で整理していきましょう。

手に入る可能性のある情報 その情報が手に入れば、「言えること」「わかること」

アウトプットをすることを前提に情報をインプットすることで、吸収力も高まっていきますよ!

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