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サーキュラーエコノミーは日本の社会構造を変えることができるのか?

time 2016/08/20

サーキュラーエコノミーは日本の社会構造を変えることができるのか?

無駄を富に変える「サーキュラーエコノミー」の市場規模が2030年で4兆5000億ドルに!サーキュラーエコノミーが僕たちの社会を変えていく』では、サーキュラーエコノミーという概念などについて考えてみた。

アクセンチュアの試算によると、2030年までに、市場規模が4兆円5000億円にまで拡大するという。

日本の中古市場に関しても、現在の市場規模は約2兆円であり、まだまだ再使用・再利用されずに廃棄されてしまう現実を考えると、今後も拡大傾向にあるはずだ。

 

サーキュラーエコノミーという考え方が広まってきた背景には、「大量生産、大量消費、大量廃棄」ということで、「使っては捨てる」という行為があげられる。

 

その中で、日本の「回収・リサイクル」関連の現状を調べてみた。

 

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日本の焼却場施設数は世界一

なんと、各国の焼却場施設数を考えてみると、日本はダントツの1位だったのだ。

  1. 日本:1,893
  2. アメリカ:168
  3. フランス:100
  4. イタリア:51
  5. ドイツ:51
  6. スイス:29
  7. スウェーデン:21
  8. オランダ:9

OECD統計 2008年

全体の70%ものゴミ処理場が、日本に存在しており、日本はゴミ大国というわけだ。

環境庁発表データによると、日本人1人あたりの年間排出するゴミの量は、320kg。

第2位のフランスは180kgだから、ダントツで多いことが分かる。

 

ゴミが多いことで、様々な問題が引き起こされている。

  • 焼却場が排出するCO2が地球温暖化につながる
  • 年間2兆円ほどのゴミ処理コストが発生している(税金から支払われる)

 

日本がゴミ大国になってしまう2つの理由

日本がゴミが多い理由は、なんなのか?

理由は2つあると考えた。

  1. 1人1人のゴミに対する意識の問題
  2. リサイクル活動を実施しやすい環境が整えられていない

1つ目は、スタンスの問題。

日常生活を送っている中で、ゴミが大量にあることで、困ることもないため、意識的な部分が薄くなってしまう。

一方で、デンマークではリサイクル活動が徹底されている。

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デポジット機能がある。

ペットボトルや缶などに「Pant」というマークが付いていれば、それには国民がデポジットを支払っているという意味なのだ。

それをリサイクルすると、容器代が戻ってくるという仕組み。

こういった、インセンティブを持たせるような、仕組みは1人1人にリサイクルの意識を根付かせるためには有効な施策なのかもしれない。

 

2つ目は、リサイクル活動がしにくいということだ。

僕は、現在福岡に住んでいるが、福岡市では段ボールが処分できる場所が限られている。

正直、そこまで行くのが面倒と思う人はたくさんいるだろう。だから、ちぎって燃えるゴミで出してしまったりと、資源ごみでリサイクルできるのにできていないゴミはたくさんあるはず。

 

そもそも、高度経済成長時の「大量生産、大量消費」という文化が、まだまだ根付いているようにも感じる。

テクノロジーなどを駆使して、根本的な部分を変えていかない限り、状況は変わらない気がする。

 

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