矢野経済研究所によると、2015年度の国内のクラウドファンディング市場規模は、363億3400万円になったという。
これは、前年比68.1%の増加ということで、急拡大している。
“15年度の国内のクラウドファンディング市場規模は新規プロジェクト支援額ベースで前年度比68.1%増の…” https://t.co/2j1vMBBh66
— Ryota (@chanryo22) 2016年8月21日
内訳を見てみると、
- 購入型:約32億円
- 寄付型:約1億円
- 投資型:約6億円
- 貸付型:約322億円
今では、地方創生やボランティア活動など地方での利用も増えている。
また、企業のテストマーケティングや販促活動としても活用され、今後も市場が大きくなることは間違い無いだろう。
クラウドファンディングとは?
簡単に『クラウドファンディング』について説明する。
クラウドファンディングとは、アメリカ発祥のサービスであり、「Crowd(群衆)」「Funding(資金調達)」を掛け合わせた造語。
資金を必要とするプロジェクトなどがインターネットを介して、不特定多数の人から資金を調達できる仕組みのことである。
クラウドファンディングには、大きく分けて、「寄付型」「購入型」「貸付型」に分類される。
- 寄付型:インターネット通じて、幅広く寄付金を募る仕組み。
- 購入型:プロジェクトごとにパトロンという形で、出資者を募る仕組み。出資者側は金額い応じた「サービス」などを受け取ることができる。
- 貸付型:企業や個人に小額の資金を貸し付ける仕組み。
2016年度の国内のクラウドファンディング市場規模は、477億8700万円(前年比31.5%)となる見通し。
2015年のアジア圏のクラウドファンディングの取引額は4兆円を超える。世界的視野で見ると、まだまだ遅れている
一方で、アジア圏のクラウドファンディング市場規模は、4兆1280億円とのこと(2015年)。
前年比で210%の伸びだという。スマホ利用者が増えたりなどで利用者が増えたことが要因だが、日本ではまだまだ浸透していないようにも感じる。
これは、日本人の仕事観などと少し関係しているのではないだろう。
スマホ、インターネットの普及・拡大によって、ワークスタイルをも変わってきた。
そして、クラウドファンディングというサービスの登場によって、起業しやすい環境も整いつつある。
日本でも起業、スタートアップ企業数は増加しているが、まだまだその動きはごく一部。
日本人の国民性などを考えると、アイデアなどをシェアするのが恥ずかしかったりなど、自己主張などが薄いことも影響しているのではと感じた。
コメント