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ゼロベース思考で考える!ソフトバンクホークスのコミュニケーション戦略

time 2015/06/27

ゼロベース思考で考える!ソフトバンクホークスのコミュニケーション戦略

みんなの趣向が野球からサッカーへと移り変わってきていると言われているが、最近のプロ野球はすごく盛り上がっていると思います。

広島東洋カープの女性ファンを『カープ女子』と言うが、オリックス・バファローズの女性ファンを『オリ姫』と呼ぶことも定着してきた感があり、『野球は男性の観るスポーツ』というイメージも随分と変わってきました。

その中で、ソフトバンクホークスを応援する女性ファン『タカガール』も増えています。

5月9日に行われた『タカガールデー』と銘打っている試合の観客動員数は3万8500人であって、スタンドを埋め尽くしましたが、なんと2万8000人が『タカガール』だったのです。

では、何故ここまで女性ファンを増やすことができたのかを考えていきたいと思います。

 

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ゼロベース思考の実践、『野球=男性のもの』という固定観念を捨てた戦略を実施

プロ野球の人気の衰退や、プロ野球からサッカーへとみんなの趣向が移っていってしまった。そんなことがよく言われていましたが、そもそも観客側にそういったイメージを植え付けた原因は1つです。

それは、「野球は男性のもの」「泥臭い」といったような固定観念を植え付けていたからでしょう。

そこで、ゼロベースで考えると以下のようになります。

  1. 「野球は男性のもの」なのか?⇒「女性も野球を好きになってくれる」
  2. 「野球は『野球好き』だけのものか」⇒「①野球ファン」「②ライトファン(球場に行ったことがない)」「③潜在的なファン(野球に興味がない)」に対してアプローチできないか

ソフトバンクホークスでは、2006年から『女子高生デー』という形で、ターゲットを女子高生に絞って、球場に足を運んでもらえるようなイベントを行いました。

2014年から『タカガールデー』と名前を改め、ユニフォームを無料贈呈、アーティストを呼んだコンテンツの提供などで、女性ファンに球場に来てもらいやすいような環境を作りました。

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そういった固定観念を振り払って、新たな仮説のもとビジネスプランを考えられたことが根本的な成功要因であると思います。

 

女性向けのエンターテインメント性のあるイベントを充実させたこと

女性限定によるイベントなども充実している。

  • 練習見学ツアー
  • セレモニー体験ツアー
  • アーティストによるトークショーなどのコンテンツ

中でも、女性らしい可愛いユニフォームが配布されるのは魅力的なのではないかと思います。

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しかも、デザインは毎年変わる。

女性に人気のブランドと連携し、「CECIL McBee」「X-girl」「MOUSSY」とコラボして、女性のハートをまさに鷲掴みにしているのではないか。

外的な要因を踏まえると、スマートフォンの普及とFacebook、TwitterやInstagramなどのSNSの登場によって、写真などをそれらのプラットフォームに投稿することが流行っています。

可愛らしいユニフォーム姿で、野球を観戦している光景は、SNSに投稿したい要素であって、それらを見たユーザーは「私も着てみたい!」「野球観てみたい!」といったように、潜在的なファンにもアプローチを掛けられる仕組みが出来上がっているとのでしょう。

結果的に、若い世代の女性ファンを獲得することで、結婚し、子供ができてからも、自分の子供と一緒に野球を見るという好循環を生み出していることが、野球ファンの増加の1つの起因となっていると考えられます。

 

今後の取り組みで必要なこと-顧客満足度を上げると同時に新しいマネタイズ方法を確立する-

今後の取り組みで必要になってくることは

  • 新しいマネタイズ方法の確立
  • 顧客満足度を高める施策を打ち出す

プロ野球のビジネスモデルにおいて、既存の収益源は

  1. 放映権
  2. チケット収入
  3. 広告収入
  4. ファンクラブ
  5. グッズ販売

です。

テレビ放送に関しては、地上波放送から BS放送に移り変わりたくさんの視聴率を獲得できないでしょう。また、チケット収入、広告収入に関しても変動性があって、一定の収益を得るには適さないと考えられます。

ファンクラブの会員数を増やす動きが、今後のビジネスモデルの確立に大きな影響を与えそうです。今、プロ野球の観客動員数が増えているということは、お客さん側は『リアルで野球を見ること』に価値を見出しているということ。

ファンクラブ会員限定のイベントやサロンをより頻度を上げて、実施することで顧客満足度が上昇すると同時に、一定の収益を確保することができるでしょう。

また、SNSを利用して、コンテンツを発信していくことで、潜在的なファンにアプローチすることができるようになり、デジタルマーケティングという観点も重要なのではと思いました。

 

まとめ

ソフトバンクホークスの観客動員数が上昇している理由について考えるにあたって、学んだこと。

  • 常識を疑う(ゼロベース思考の実践)
  • 1つのサービスに対して、ターゲット別にブランドマーケティングを確立させて、行動していく重要性
  • 他業界とコラボすることで新しい価値を与えることができる
  • 『モノ』ではなく『価値』を提供することの重要性

まだまだ取り込めていない客層がいます。

2020年には、東京オリンピックが控えていますし、訪日観光客も増えてきました。

その中で、そういったお客さんを球場に足を運ばせることができれば、また新しい可能性が見出せるのではないかと思いました。

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