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フィンテックは、今までのお金との関わり方を変えるか?(8)

time 2015/12/13

フィンテックは、今までのお金との関わり方を変えるか?(8)

ビットコイン・カジノが楽しめる一味違ったオンライン・ゲームサイト「LimoPlay.com」がオープン。

既に900種類以上のゲームから遊び放題という規模の大きさを誇るが、近日中にQuickfire、Betsoft、Endorphinaなどの大手オンライン・ゲームメーカーと提携して、生中継によるカジノゲームなども予定しているという。

(参照:『「ビットコイン・オンライン・カジノ」人気急上昇、アジア進出準備中』)

最近、『ビットコイン』の話題が多いです。

仮想通貨として『ビットコイン』は、社会の変革もたらすのか。

そもそも、『ビットコイン』とは何なのかということをまとめていきます。

 

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ビットコインとは?

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そもそも『ビットコイン』は何なのか?

ビットコインは、インターネット上の決済などに使用できる仮想通貨の1つです。

また、既存の通貨と違う点は、「発行元」が存在しないことです。

既存の貨幣に関して、貨幣の発行は、日本だったら日本銀行が行います。

一方でビットコインは、発行元が存在せず、P2Pネットワークを用いて、取引の記録や確認を行っていきます。

 

ビットコインでは、「miner」という特別なビットコインを採掘するソフトを使用して、「採掘」してくのです。

ビットコインを採掘できる「埋蔵量」が限定されており、2100万枚が上限となっています。

minerの計算によって、ビットコインを採掘できる量が自動的に調整され、採掘する側が多ければ、ビットコインを採掘するの所要時間が長くなる仕組み。

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すでに、ドルやユーロなどの通貨が、ビットコインへの両替に対応しています。

 

ビットコインの歴史:2008年に発表された論文から始まった

2008年 「ナカモト サトシ」によるビットコインについての論文の公表
2009年 「ナカモト サトシ」によるプログラム実装とビットコインの運用開始
2010年2月 ドルとビットコインを交換する「ザ・ビットコインマーケット」取引所の開設
2010年5月 フロリダで、初の商取引が成立、1万ビットコイン(当時25ドル程度)でピザを購入
2010年6月 1ビットコイン=8セント
2010年7月 日本でMt.Gox取引所開設
2010年11月 ビットコインの時価総額が100万ドル突破
2011年2月 1ビットコイン=1ドル
2011年8月 1ビットコイン=31ドル
2012年 世界中で認知度の上昇。ビットコイン関連の様々なビジネスが登場

 

2013年11月 1ビットコイン=1000ドル突破。時価総額100億ドル
2013年12月 中国当局が金融機関が事業としてビットコインを取り扱うことを禁止
2014年1月 アメリカネット販売大手「オーバーストックドットコム」がビットコイン決済を開始
2014年2月 Mt.Gox取引所が破綻
2014年6月 国内初のビットコインATMが東京に登場
2014年7月 パソコン大手のDELLがアメリカ国内で、ビットコインの支払いを開始
2014年9 ・Paypalがビットコイン決済への対応開始

・国内でビットコイン決済サービスが登場

暗号通貨の技術的な議論をするメーリングリストがあり、2008年にサトシ・ナカモトという人物が『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System』(ビットコイン:P2P 電子マネーシステム)という論文を投稿してきました。

この論文の内容を簡単に紹介すると、従来の管理者が通貨を発行するという仕組みではなく、P2Pの仕組みを利用して分散処理し、暗号化の技術と組み合わせることで、ビットコインの信頼性を担保するというものでした。

この考え方に、多くの研究者やプログラマーが触発され、有志が集まってプログラミングを行い、2009年にビットコインが初めて『発行』されます。

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国内取引所である、coindeskの月間取引額も8億円を超えました。

 

既存の貨幣との相違点は?

既存の貨幣とビットコインを比較した時に、どういった点が違うのかを考えていきます。

まずは、『貨幣』についての知識をまとめます。

貨幣の特質は以下の3つあります。

  1. 貨幣などとの交換手段である
  2. 会計単位である
  3. 価値の保存ができる

 

1.貨幣などとの交換手段

社会の中で、提供されている財やサービスを見合った貨幣を出すことにより、交換できるという機能です。

 

2.会計単位である

社会で提供されているモノ・サービスに対して、金額という尺度で評価することにより、それぞれの価値を相対的に表すことができます。

例えば、自転車が1万円、スポーツバイクが3万円、バイクが5万円としたときに、それぞれの価値が判断しやすくなる機能ということです。

 

3.価値の保存ができる

為替による影響によって、価値は変動しますが、1万円札がボロボロになっても、1万円という価値は変わりません。

本質的な部分での価値の低下はないということです。

 

既存の貨幣には、上記の3つの特性がありますが、ビットコインには「1.貨幣などとの交換手段」という機能しか備わっていません。

ビットコインが市場取引に使われたのは、2010年にLaszlo Hanyeczさんがピザ2枚を1万BTC(ビットコイン1万枚)で購入したのが最初だと言われています。

記事執筆時点で、1BTCの交換価値は137ドル(約1万3300円)なので、現在の貨幣価値で言えばこのピザは1枚6650万円したということになります。

これを踏まえると、ピザ(モノ)とビットコインを交換したということですから、交換手段としての機能を果たしていると言えます。

しかし、供給と需要により、市場が変動していて、その動きに従うと、対象のサービスの価値を決めることも難しい。

また、ハッキングやら盗難、詐欺などにより、ありもしないビットコインが流出してしまったら、その市場は崩壊し、ビットコインの通貨としての価値も一気に下がることがあるため、保存という機能も果たせないでしょう。

 

ビットコインの今後の展望は?

じゃあ、ビットコインは社会の変革をもたらすようなサービスではないのか。

ビットコインを利用するメリットは

  • 国際送金ができる
  • 送金手数料が安い
  • 第三者による口座の凍結や経済危機の影響を受けない
  • 投資対象として価値が上がる可能性がある

以前、キプロスでは、銀行預金への課税のための銀行預金封鎖などがありました。

しかし、ビットコインであれば、そう言ったリスクを回避することができる。

実際にも、キプロスでの大規模な金融危機が発生した時も、キプロスをタックスヘイブンとして、利用していたロシアの富裕層が、資産を守るために取った行動が、ビットコインでした。

 

通貨として、機能するかはまだ分からず、かつデフレに陥いる可能性もある点を踏まえると、『通貨』としての利用はまだまだ考えられない。

人々がどのようにビットコインを利用しているのかというと、海外への送金や投機目的が多いはず。

そういった認識を人々に植え付けたこの仕組みはこれからも楽しみなサービスの一つであると言える。

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