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なぜVICEのニュースは、若者のテレビ離れが進む中でも人気なのか?

time 2015/11/14

なぜVICEのニュースは、若者のテレビ離れが進む中でも人気なのか?

革命的なメディアである『VICE』が年商1200億円を突破したようだ。(参照:『革命的メディアVICE、年商1200億円?!』)

『VICE』とは、アメリカのメディアの1つです。

1994年の創業当時はパンクなどのコンテンツを載せたフリーペーパーから始まりました。

今では国際問題や社会問題、音楽、フード、スポーツ、カルチャーなど世界中のニュースをウェブやテレビで配信する複合メディア企業に姿を変えています。

基幹ウェブ媒体であるVICEの他に、ニュースに特化したVICE News、世界の音楽シーンを扱うNoiseyなど関連媒体は10を超える。

それ以外にも、ケーブルテレビのHBOやFOX、YouTubeでも同社のチャンネルを持っている。

YouTubeの平均視聴時間は28分。

ウェブやテレビ、YouTubeなどに登録してVICEのコンテンツを見ている人間は2億5000~3億人に上る。

今や36か国に1500人を抱えるほどの大きなメディアの1つとなったVICEですが、人々の関心を引きつける理由とは何なのかを考えていきます。

 

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若者のテレビ離れが進む中、若者の関心を引きつけているメディアが『VICE』である

スマートフォンとインターネットの普及によって、ライフスタイルが変わったと言えるでしょう。

アメリカには、若い世代(18歳〜35歳)の人口が7700万人いると言われています。この世代は、テレビ離れした『インターネット世代』です。

これは、日本においても同じことが言えます。

スマートフォンが普及されたことで、FacebookやLINE、Instagramなどに割かれる時間の割合が長くなってきている。

さらに、硬派な政治などのニュース・記事に関してあまり興味を示さない世代でもあります。

なのに、なぜVICEは若者に対して、人気のメディアへと成長することができたのでしょうか?

僕は、3つの理由があると思います。

  1. メディアブランディングがしっかりされている
  2. 1人の若いジャーナリストという視点でニュースを発信している
  3. ソーシャルメディアの登場

 

1.メディアブランディングがしっかりされている

VICEの成功理由

今でこそ国際問題、社会問題、音楽、フード、カルチャーなど幅広いニュースを取り扱っているが、創業当時は、パンクなどのコンテンツを発信させていたメディアである。

アートコンテンツでブランディングしつつ、ニュースコンテンツを発信しており、いずれのコンテンツも切り口が既存のメディアと比較しても新しい。

今までにない切り口でコンテンツを発信し、今まで作り上げてきた世界観を崩さないでいることがメディアブランディングに繋がっていると考えられます。

 

2.1人の若いジャーナリストという視点でニュースを発信している

Viceのニュース映像は、既存メディアのような組織だった取材ではなく、一人の若いジャーナリストによるパーソナルな問題意識とパーソナルな会話が特徴であることです。

例えばウクライナの紛争リポートは、ウクライナのとある基地をロシア軍が取り巻くなか、ひとりの若いリポーターが塀を乗り越えて基地の中に侵入し、兵士と対話しながら最終的に司令官にまでたどり着くという内容です。

司令官にたどり着くまでのプロセスを見せながら、現場の空気を至近距離から伝えるという力のあるリポートでした。

VICEは、YouTubeにもコンテンツを配信しているわけですが、なぜそれらのコンテンツを見てしまうのか?

それは、僕たちがYouTubeの動画を「つい」見てしまう理由と同じだと思います。

つまり、そのコンテンツが主観的であり、『自分ごと』に置き換えられることが関心を奮い立たせる理由の1つと言えるでしょう。

 

3.ソーシャルメディアの登場

Facebook、TwitterやInstagramといったソーシャルメディアの登場も読まれるメディアにさせるための要因の1つでしょう。

ソーシャルメディア上にコンテンツがシェアされて、より多くの人に見られるメディアになっています。

コンテンツをシェアするには、そのコンテンツが『自分ごと』として認識されることが不可欠です。

したがって、記憶に焼きつくようなものであったり、共感することが大切です。

それには6つのポイントがあって

  1. シンプルであること
  2. 意外性のあること
  3. 具体的であること
  4. 信用性があること
  5. 感情に訴えること
  6. ストーリ性があること

これらの要素を踏まえたコンテンツを発信できている点がシェアを呼ぶために必要な要素です。

VICEが発信するコンテンツはこれらの要素を踏まえたコンテンツになっているということが言えるのではないでしょうか。

いずれにしても、こういったメディアの登場は、『個人の時代』を象徴するのではないでしょうか。

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