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介護ビジネスが上手くいかないのは、介護人材に対する処遇に問題があるからではないのか?

time 2015/11/16

介護ビジネスが上手くいかないのは、介護人材に対する処遇に問題があるからではないのか?

介護事業で最大手のニチイ学館が24億円の赤字に転落。

その主原因として、メインの介護事業が不振に終わったからとのことです。(参照:『ニチイ学館、介護最大手が赤字転落する理由』)

それは、介護人材が不足していることが原因であり、それを引き起こしているのは、介護人材に対する処遇に問題があるからと考えました。

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日本の人口の4人に1人は65歳以上という高齢化社会が突入

日本の人口

事実として、65歳以上の高齢者人口は約3386万人、高齢化率は26.7%。

 

2025年には38万人の人材が不足:介護人材の不足が顕在化していく

介護業界の人材不足

厚生労働省によると、2025年における介護人材は、全国で38万人不足すると予想しています。

足元の状況を考えても、12万人の介護人材が不足しているという状態です。

高齢化によって介護需要の増加が続く中、今期は介護人材の不足によって利用者数の減少という流れが起きてしまっています。

 

介護業界の人材に対する処遇が改善されない構造とは?

介護業界の人材に対する処遇が改善されない理由は何なのか?

建設業界に置き換えると

①鉄鋼業界・建設業界に関しても、労働者の高齢化・若手人材の不足などにより人手不足が発生

②事業に影響を与える
→仕事が進まない、工期が延びる、仕事量が減る、売上が下がる

③1人あたりの給料を上げる

④人材を確保し、仕事量を増やす

というロジックになっていると思います。

しかし、介護業界では

①高齢者人口は増加

②介護人材は不足

③人を集めたいが、集まらない

④利用者が不足

⑤事業縮小(人件費をカットなど)

僕が思うに、

  • 人が集まらないから、採用コストが掛かる
  • しかし、企業価値を高めるためにも人件費(コスト)を下げなければいけない

というジレンマが発生していると思いました。

「大変」なのに「薄給」という印象がつくことによって(介護人材に対する処遇)、思うように人材を確保できない。

まとめ

そういった問題を解決するにはどうすれば良いのか。
・介護職の地位を上げる
→公務員職として捉え、安定した職という認知を拡大

・人でなくても介護ができる仕組みを作る
→介護用ロボットの開発と導入
→ヘルスケア、予防医療によって、自分でなんとかする

・人材を確保する
→外国人介護労働者を増やす
→学生インターンなどによって、短期的でも介護従事者数を増やす

・新しいモデルの確立
→介護の捉え方を変え、介護をシェアする。例えば、時間が空いている時だけ介護するみたいな感じ。(Airbnbみたいなイメージ)

僕は、今の日本を作り上げてきた人たちに対して、敬意を表すという意味でも、「年取っても楽しいな」と思われるような価値提供を念頭において、行動していくことが重要だと思いました。

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