サイバーエージェントのビジネスモデルは?ピクト図解の活用してビジネスモデルを分析してみる

サイバーエージェントが展開している事業を知っていますか?

アメブロのイメージが強いですが、様々なサービスを提供しています。

 

また、インターネット広告事業を展開している企業の中で、

サイバーエージェントが持つ影響力は大きいでしょう。

 

今回は、『ピクト図解』という手法を用いて、

サイバーエージェントが展開しているビジネスモデルの理解と、

今後の動向について考えていきたいと思います。

主力のインターネット広告事業は、国内シェアNo.1

サイバーエージェントが展開している事業は大きく分けて4つ。

  1. Ameba事業
  2. インターネット広告事業
  3. スマートフォンゲーム事業
  4. 音楽事業

それぞれの事業内容にを見ていきます。

1.Ameba事業

ameba事業

2014年度の決算によると、サイバーエージェントの全体の売上高は、2025億円。

そのうち、Ameba事業の売上高は386億円で、全体の売上の約20%を占めています。

 

2004年にサービスを立ち上げた『Ameba』は、

インターネット利用者の動向に合わせて、多様なサービスを展開させてきました。

スクリーンショット 2015-08-16 16.24.58

 

スマートフォンの急速な普及に伴って、ユーザーのオンラインの動画視聴が増加しています。

10代〜20代のオンライン動画視聴率は60%を超えています。

なかでも、10代のスマートフォンからのオンライン動画の視聴率は80%とテレビに迫る勢いです。

 

そういった背景のもと、『動画』市場に力を入れていることも見えてきます。

収入の仕組みとしては、広告収入がメインでしたが、

2009年にアバターコミュニティサービス『アメーバピグ』を立ち上げてから、

課金による収入の割合が増加してきました。

 

2.インターネット広告事業

インターネット広告事業

インターネット広告事業は、サイバーエージェントが展開している事業の中の主力事業。

売上高は1127億円であって、全体の半分以上を占めています。

 

スマートフォン広告の強みを活かして、国内市場のシェアNo.1という位置付けであり、

積極的にスマートフォン広告に特化した連結子会社を設立しています。

 

今後は、ネイティブアド、動画広告市場への取り組みが今後の成長を大きく左右するのではと考えます。

 

3.スマートフォンゲーム事業

スマホゲーム事業

 

2014年度の売上高は、653億円。

ゲーム事業の累計アプリダウンロード数が、5000万人を超え国内トップクラスの規模にまで成長しています。

ファンタジーRPG『グランブルーファンタジー』は400万ダウンロードを突破するほどのヒットアプリに。

 

今後も魅力的なコンテンツが作れるか、そのコンテンツをユーザーに伝えることができるか、

 

つまりプロモーション戦略と分析によるPDCAを如何に回せるかがカギを握っていると思います。

ゲームの有料アイテムの販売が主な収入源となっています。

 

4.音楽事業

音楽事業

エイベックス・グループとサイバーエージェントが共同出資している、音楽配信サービス『AWA』。

7月末までの累計ダウンロード数は300万ダウンロードを突破し、

サービス開始を始めてから2ヶ月で楽曲再生回数が4億回を超えるほどに成長しました。

 

LINEが展開する『LINE MUSIC』、Appleの『Apple Music』、

そして有料会員数2000万人を抱えている『Spotify(スポティファイ)』と競合するサービスは多いです。

 

日本の音楽市場において、音楽配信サービスによる売上は全体の約3%ほどと、

まだまだ潜在的な需要は大きいでしょう。

 

また、日本人が聴く音楽の86%が邦楽。

邦楽に特化することで、

他サービスとの優位性を築くことができるのか今後も目が離せません。

 

まとめ

サイバーエージェントが展開しているビジネスモデルを紹介しました。

企業のビジネスモデルを分析することで、対象企業の事業内容の理解に繋がることはもちろんのこと。

 

その企業の強みなども見えてくるので、

自分なりにビジネスモデルを分析することはオススメです。

 

ビジネスモデルを分析する上で、『3W1Hメソッド』を踏まえて考えることで、

よりビジネスモデルをシンプルに考えることができるでしょう。

  1. ビジネスは『交換(⇄)である』
  2. 『誰が(Who)』『誰に(Whom)』『何を(What)』『いくらで(How much)』を意識し、2組の交換ペアを作成する
  3. 図解で考える

3w1h上記の要素を押さえて、企業のビジネスモデルを分析することで、

今までとは違った視点で物事を見えることができるかもしれません。

 

2014年のスマートフォン広告市場規模は、約3000億円であり、前年比162%と高成長を遂げました。

スマートフォンの普及によって、世界規模で今後も成長していくでしょう。

 

その中、広告の形態は多様化しています。

テキストコンテンツから、今は動画による広告へとシフトした中で、

今まで存在していた媒体が突然変わるということもあり得ます。

そういった意味でも、業界大手であるサイバーエージェントの動きは気になるところです。

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新しいアイデアを生み出す力を高める『ピクト図解』のすすめ

「自分には発想力がない」

「新しいアイデアが思いつかない」

と、思ったことがある人は多いと思います。

 

僕もそう言った人の中の1人ですが、

「じゃあ、どうすれば発想力を向上させることができるのか」

そう思って、板橋氏著『-ビジネスモデルを見える化する-ピクト図解』を読みました。

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既存のビジネスモデルの事例をあげて、解説してくれる本書は非常に読みやすく、ポイントを自分の中に落とし込めたと思います。

アイデアを出すという点において、やり方は2つあると思います。

  1. 発想する
  2. 類推する

1つ目の、「発想する」というものは、「パッと、思い浮かぶ」と言ったように、断片的なイメージ。

2つ目の、「類推する」に関しては、何らかの既存の概念から、イメージして考えていくイメージ。

どちらにも、共通しているポイントは、「既存のアイデアを基に思考している」ということ。

つまり、新しいアイデアを思い浮かんだり、発想力を高めるためには、「既存のアイデアと既存のアイデアを結びつける」ということが重要であるということだと思います。

 

それをするためは、既存の事例をストックさせておくことが大切であった、それを簡単に、見える化して理解できる方法が「ピクト図解」です。

今回の記事を通して

  1. ビジネスモデルの理解において、大切な要素は何なのか
  2. ピクト図解の方法とは
  3. ビジネスモデルの8つのパターンとは
  4. 新しいアイデアを生み出す思考方法2つとは

という4つのポイントを伝えられればと思います。

 

ビジネスモデルを読み解くための『ピクト図解』とは?

まず、ビジネスモデルを理解する上で、必要な要素は『3W1H』です。

つまり、「誰が」「誰に」「何を」「どのくらいで」という、サービス提供側と顧客とのサービスのやりとりと、「販売」と「支払い」という関係性を結びつける要素。

ピクト図解

「①ヒト」「②モノ」「③カネ」の3要素を見える化する方法が「ピクト図解」です。

例えば、『物販系のビジネスモデル』について考えてみましょう。

「誰が」つまり、ビジネスの主体となる「ヒト」を考えます。法人の場合は、長方形で表します。

 

そして、「誰に」。つまり、ターゲットとなる顧客(ヒト)を考えて、次に「何を」という「どのようなサービスを提供しているのか」を考えます。

それは、「◯」で表します。

 

最後に、「どのくらいで」という、そのサービスとの対価となるもの(お金)とを結び完成です。

『物販系のビジネスモデル』は、下図のようになります。

物販系のビジネスモデル

物販系のビジネスモデル

このように、ピクト図解を利用することで、対象のビジネスの仕組みを見える化することができるのです。

 

ビジネスモデルの8つのパターンとは?

ピクト図解によって、ビジネスモデルを理解する上で大切な『3W1H』、つまり「ヒト」「モノ」「カネ」の構造が見える化されて、ビジネスモデルが捉えやすくなり、理解を深めることが可能となります。

あらゆるビジネスモデルを理解するために、代表的な8つのモデルを紹介します。

  1. 物販モデル
  2. 小売モデル
  3. 広告モデル
  4. 合計モデル
  5. 二次利用モデル
  6. 消耗品モデル
  7. 継続モデル
  8. マッチングモデル

1.物販モデル

先ほども紹介したビジネスモデルです。

ビジネスの主体が、商品・サービスを開発し、それを顧客に提供して、その対価を受け取るというビジネスモデル。

これは、サービス自体に優位性があることや、サービス提供時に如何に顧客満足を与えられるかがキーポイントになってくるビジネスモデルです。

 

2.小売モデル

商品を作らずに、商品・サービスを仕入れてきて、顧客に売るビジネスモデル。

スーパーやデパート、コンビニ、インターネット通販などがこのビジネスモデルに該当してきます。

 

3.広告モデル

商品・サービスの価格を無料化、もしくは低価格に抑えて、広告で大きな収益を上げる仕組みです。

例えば、写真共有サービスのInstagramなんかは、写真を共有できるプラットフォーム自体の利用を無料で開放し、法人からの広告収入というビジネスモデルになっています。

 

4.合計モデル

顧客を集客する商品・サービスを用意していて、「ついで買い」を誘発するビジネスモデルです。

例えば、旅行会社などで旅行チケットなどを購入した時、オプションで「◯◯ツアー」などのサービスを販売しています。

 

5.二次利用モデル

商品・サービスを2度3度と再利用する仕組みです。

再利用する際は、開発コストが抑えられるので、非常にコストパフォーマンスが良いビジネスモデルだと言えます。

例えば、AKB48なんかは、AKB48というアイドルユニットでありながら、ソロ活動、ユニット活動など幅を利かせていますよね。

つまり、経営資源の強みを思う存分活用できる仕組みではないでしょうか。

 

6.消耗品モデル

商品・サービス自体の価格を下げ、利用しやすくして、それに伴う消耗品などを定期購入してもらって、収益を上げていくビジネスモデル。

例えば、コピー機だったり、髭剃りなどが挙げられます。

 

7.継続モデル

商品・サービスを定期的に使い続けてもらうことで収益を上げる仕組みです。

定額型音楽サービスであるApple Music、LINE Music、月額映画見放題のHuluなどの「サブスクリプションサービス」が例に挙げられます。

 

8.マッチングモデル

商品・サービスを利用する側とユーザーとを仲介するビジネスモデル。

このビジネスモデルでは、マッチングする「場」を提供しているということ。

不動産販売の仲介業などがこの仕組みを利用しています。

 

これらの8つのビジネスモデルの基本パターンを理解しておくことで、様々なビジネスモデルを見える化する時に役立ちます。

「このビジネスは何で収益を上げているのか」

そういった疑問を抱いた時に、上記の8つを理解しておくことで、ピクト図解も描きやすいでしょう。

 

新しいアイデアを生み出すための2つの思考法とは?

冒頭でも述べたように、「新しいアイデアを生み出すために必要なもの」は、「発想思考」と「類推思考」です。

そして、2つの思考法を実践する上で必要なポイントは、「既存のアイデアを理解している」ということ。

例えば、新しいビジネスモデルや、儲かる仕組みを考える上で、ベースとなる要素は、「既存のビジネスモデルの理解」です。

「あの会社は、どのように儲けているのか?」という疑問のもと、様々な業界・業態のビジネスモデルを理解し、それらを頭にストックさせ、それらを組み合わせる。

それによって、新しいビジネスモデルのアイデアが生まれるのです。

ピクト図解は、そのビジネスモデルの理解の後押しをしてくれるツール。

ぜひ、使えるようになりたいですね。

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