今回は、アドエクスチェンジとは何か?
ということで、アドエクスチェンジについて説明していきます。
下記の記事では、アドネットワークについて説明していますので、併せて読んでみてください!
アドネットワークとDSPとは何か?初心者でも分かりやすく説明します | 時々役に立つブログ https://t.co/KBF8yyKviq
— Ryota (@chanryo22) 2017年4月1日
アドエクスチェンジとは?
アドエクスチェンジとは、各媒体やアドネットワークが持つ広告枠を交換できる仕組みのこと。
インプレッション課金ベースで広告枠を取引ができます。
料金体系に関して、
従来は、各媒体ベースで「クリック課金」「インプレッション課金」とバラバラだったが、アドエクスチェンジでは、「インプレッション課金」に統一されていて、そうすることで、広告主側も(アドネットワークに比べて)より広域に広告配信をすることができるようになった。
アドエクスチェンジの価格はRTB方式で決まる
アドエクスチェンジでの入札価格はどのように決まっていくのか。
まず、アドエクスチェンジでは、広告出稿数(需要)と広告枠(供給)のバランスにより、リアルタイムで広告枠の入札単価が決定していきます。
ということは、
広告主側にとっては、よりリーズナブルな広告配信をすることができる仕組みであり、
媒体側にとっては、より公正な取引書であるとおいうことが言えるでしょう。
このリアルタイムで入札価格が変動する取引方式を、RTB(Real Time Bidding)と言います。
RTBは、「広告枠でインプレッションが発生するごとに、都度入札が行われ、その時に最も高い掲載枠価格を入札した広告が表示される」という仕組みです。
つまり、対象の広告枠を持つWebサイトへの訪問が上昇すると同時に、その枠に対する「広告配信価値」が高くなるため、広告配信効果が高いということも言えるし、よって配信単価も上がっていくということ。
アドエクスチェンジによって、「どこに広告を出すか」から「いくらで出稿するか」という考え方に変わったと言えるでしょう。
『アドネットワークとDSPとは何か?初心者でも分かりやすく説明します』でも説明していますが、
「人」ベースで広告を配信できるのは、DSP(Demand Side Platform)というツールのおかげです。
集められたCookie(閲覧履歴、閲覧日時、内容、キーワードなど)を汲み取り、ユーザー層を明確にすることで、伝えたいユーザーに対して、広告を配信することができます。
アドネットワークとアドエクスチェンジの違いは?
アドネットワークは、広告媒体であるWebサイトを複数集めて形成される広告配信ネットワークです。
対して、アドエクスチェンジは、先述の通り、
各媒体やアドネットワークが持つ広告枠を交換できる取引所。
つまり、「どの広告枠へ広告を配信するか」という『枠』での考え方から、アドエクスチェンジの登場によって『人』ベースで広告配信を考えることができるようになったのです。
アドエクスチェンジは「広告枠のマッチング市場」と言えるが、それを可能にしてくれる上で重要なツールが、DSP(Demand Side Platform)と SSP(Suplu Side Platform)です。
もう少し深掘りすると、需要者である広告主側は「DSP」と呼ばれるプラットフォームを利用して「欲しい条件」を指定し、提供者であるメディア運営者は「SSP」と呼ばれるプラットフォームを利用して「販売したい条件」を指定します。
そのDSPとSSPからの相互リクエストを独自の入札アルゴリズムでマッチングさせ、取引を成立させる役割がアドエクスチェンジなのです。