書評

『イシューからはじめよ』まとめ|生産性を100倍にする思考法とは?

『イシューからはじめよ』が名著すぎるので、その本の内容を紹介します!

  • 「結果を出す人と出さない人」
  • 「圧倒的に生産性が高い人と低い人」

この2人の違ってなんなのでしょうか。

 

それは、解くべきイシュー(つまり、本質的な問題)を見極めて、目的からやるべきことを決めてアウトプットすることができているかどうかなのです。

突き抜けた成果を出すことができない
効率よく考えるためにはどうすれば良いのか分からない
効率よく考えるためにはどうすれば良いのか分からない

そもそもどう考えて行動すれば良いの?

このように思っている人って多いと思います。『即行動』することはとても重要。

けど、仮説なしの行動ってあんまり意味のないこと。

この記事を読むことで得られること
  • 結果が出る行動(アウトプット)ができるようになります
  • 仮説の立て方が理解できます

仕事の効率を上げ、生産性の高い仕事をしていくためには、本当に解決すべき『イシュー』を見極めることが重要です。その具体的な方法をまとめていきたいと思います。

問題解決のためのステップは5つです

まずは、問題解決のための全体像を説明します。生産性の高い仕事をするために必要なステップは5つです。

課題解決のための5つのステップ
  1. イシュードリブン(解く前に見極める)
  2. 仮説ドリブン①(イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる)
  3. 仮説ドリブン②(ストーリーを絵コンテにする)
  4. アウトプットドリブン(実際の分析を進める)
  5. メッセージドリブン(伝えるものをまとめる)

脱『犬の道』が生産性の高い仕事をするために最も重要

問題は解くものだと思って、いきなり目の前にある問題を解こうとすると思ってしまいがちです。

根性論に物を言わせてインプット・アウトプットすると『犬の道』に陥ります。

『犬の道』とは?

犬の道とは、無駄なことが多いことです。

「ああでもない、こうでもない」

と、悩んでいて、ゴールに辿り着かないことを表しています。

犬の道

生産性を上げるためには解くべき『イシュー』の質を高めて、課題解決することがポイントです。

イシュードリブン:「解く」前に「見極めること」が重要です

生産性の高い仕事(アウトプット)をするためには、まず解くべきイシューを見極める必要があります。

『イシュー』とは何か?

イシューとは、下記の2つを満たしているものです。

  1. 2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
  2. 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題

生産性が高い人って何をやっているの?

どうせ、10倍・20倍のスピードで仕事やっているんでしょ?

仕事をするスピードが速いからではないんです。結果を出している人に共通しているポイントはというと、『解くべき課題(イシュー)』の見極めが良いということなのです。

「何に答えを出すべきなのか」についてブレることなく活動に取り組むことがカギなのだ。

イシューを知り、それについて考えることでプロジェクトの立ち上がりは圧倒的に速くなり、

混乱の発生も予防できる。

目的地の見えない活動はつらいが、行き先が見えれば力が湧く。つまり、知的な生産活動の目的地となるものがイシューなのだ。

イシュー度とは、解くべき課題の重要性を表します

イシュー度とは、与えられた問題に対して解くべき(解決すべき)課題の重要性の高さを表しています。

解の質とは、そのイシューに対して、どこまで答えを明確に出すことができているのかという度合いを表しています

  • イシュー度:解くべき課題の重要性
  • 解の質:課題(イシュー)に対してどこまで答えを明確に出すことができているかの度合い

まず犬の道から抜け出すためには、イシューの見極め方と仮説を立てることが始まりなのです。

「考える」と「悩む」は別なもの

「考える」と「悩む」は全く別なものです。

  • 「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
  • 「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること

悩んでいるということは、答えが出ないこと。つまり、『犬の道』に進む原因の1つです。

解くまえに見極めることがポイントです

犬の道に入らないためには、正しくイシュー(解くべき課題)を明確にすることが大切です。

問題は、解くものであると考えてしまうと思いますが、まずは「その問題は本当に解くべき課題なのか?」イシューを見極めていきましょう。

  1. 「この問題(課題)は本当に解くべき問題(課題)なのか?」を確認する
  2. まずは、解く前に仮説を立てること
  3. 仮説を立てるポイントは、「因数分解」と「主語」と「述語(何をどうする、どこをどうする)」

    →例)売上=新規売上+リピート売上
    新規売上のUPは、〇〇を××するか?

仮説ドリブン:まず解くべき『イシュー』を見極めること

結果を出すための行動、生産性を高めるためにはまず解くべき『イシュー』を見極めることが重要です。

つまり、問題を解く前に何に対して答えを出すのか=仮説(イシュー)を見極めていきます。生産性を高めるための考え方

つまり、生産性の高いアウトプットを出すための重要なプロセスに欠かせない要素は次の3つです。

アウトプットをするための3つのプロセス
  1. 解くべきイシュー(問題の本質)を見極める
  2. イシューを解けるところまで(次の行動が起こせるまで)分解する
  3. ストーリーの流れを整理する

成果を生み出すアウトプットをするためには「解くべきイシュー(問題の本質)」を見極める必要があって、それからやるべきことを決めていくことが重要なのです。

イシューを分析する|解くべき課題を見極める

ほとんどのイシュー(課題)が大きな問いです。そのため、そのままでは答えを出すことが難しい。

そこでまずは、イシュー(課題)を分析して、答えが出せるサイズにまで分解していきます。

イシューを分析するメリット
  • 解くべきイシューが分かりやすくなる
  • インプットが効率良くなる
  • アウトプットするときに伝えたい内容が明確になる

実際にイシューを分析するとどうなるか

実際にイシューを分析・分解するとするとどんな切り口が考えられるか。

  1. 業界を顧客セグメントで切ってみる
  2. 顧客セグメントごとの売上を割り出す、増減率を見てみる
  3. 売上=新規顧客×リピート率×客単価として数値化してみる
  4. コアターゲットに対して、3C分析してみる
  5. 自社、競合、顧客分析を踏まえて、強み分析をしてみる
  6. 強みを活かした4P分析をしてみる

 サブイシューに分解する

分解したイシューを『サブイシュー』と呼びます。

サブイシューを出すことによって、部分ごとの仮説ができるようになります。それによって、アウトプットする際に伝えたい内容が明確になるため、伝わりやすいのです。

まずは解くべきイシューの質を上げること

まずは、イシューを見極めることが重要。

何に答えを出す必要があるのか(イシュー)」という議論からはじめ、「そのためには何を明らかにする必要があるのか(仮説)」という流れで分析を設計していく

イシューの質を上げるために、仮説を立てる

仮説を立てる目的は?
  • イシューに答えを出すため
  • 必要な情報・分析すべきことが明確になるため
  • 振り返りができるため

1つ1つの問題を素早く解決しているというよりも、やることを削るためにイシューを見極めるのです

仮説を立てるためには情報収集が必須!

イシューを見極めるためには、仮説を立てなければなりません。その仮説を立てるためには、情報収集が必要です。

情報収集に必要な条件はというと

  1. 1次情報を集める
  2. 基本情報に触れる

誰の手も入っていない(新聞や雑誌など)情報(名前の声)を入手することと、基本的な情報(〇〇業界の市場規模など)を自分の中にインプットしましょう。

情報収集のポイントは集めすぎないこと

ここで、注意したいのが「情報を集めすぎる」こと。情報を集めすぎると、どんな問題が生じるかというと

  • インプット時間にコストがかかってしまう
  • どれが重要な情報なのか分からなくなる

情報を集めすぎると、かえって仮説(イシュー)を立てることができなくなり、

行動が遅れます。

仮説を立てる時は5つのポイントを意識すること

仮説を立てる場合、どうやって考えていけば良いのか分からなくなります。

仮説を立てる時は5つのポイントを意識します。

  1. 変数を削る
  2. 視覚化する
  3. 最終形からたどる
  4. なんで?を繰り返す
  5. 極端な事例を考える

良いイシューの3つの条件は

良いイシューである条件は下記の3つです。

  1. 本質的な選択肢であること
  2. 深い仮説があること
  3. 答えが出せること

そして、仮説を立てるためには日頃の情報収集が不可欠になってきます。

 

なぜなら、問題に対しての知識がなければ、仮説も立てられないし、

自分の考えが持てないからです。

仮説ドリブン:見極めたイシューをストーリーラインに落とし込む

見極めたイシュー(仮説)をストーリーラインに落とし込みます。

ストーリライン

どのようにストーリーラインを作っていくかというと

  • WHY型
  • 因果関係型

で考えていきます。

WHY型で考えると

なぜ〇〇なのか?

△△だからだ
なぜ△△なのか?

××だから

といったように、イシューを深掘りし、本質的な解を求めていくのです。

因果関係型で考えると

空が曇っているな?(原因)

雨が降りそうだ(仮説)

傘を持って行こう!(結果)

のように、物事の因果関係を踏まえて考えていく方法です。

「売上を上げたい」についてイシューを考えると?

売上を上げるというテーマでイシューを考えていくとこんな感じです。

例えば、

「売上を伸ばすためにはどうすれば良いのか?」というイシューがあったとする。

しかし、これは、すごく漠然としていることが分かるでしょう。

 

つまり、問題の本質を捉えていない。

 

売上を伸ばすための方法はいくらでもあるし、ターゲットも多様だろう。

したがって、イシューを分解する必要があります。

  • 売上=販売個数×単価
  • 売上=(セグメントAの売上)+(セグメントB売上)・・・
  • 売上=客単価×客数×リピート率

こうすることによって「30歳〜35歳の主婦層の1回あたりの販売個数を上げるためにはどうすれば良いのか」というような、何に答えを出すべきなのか分かるようになってくる。答えを出すべきイシューを仮説を含めて明確にすることで、無駄な作業が減る。

 

つまり、生産性が高くなるということです。

仮説ドリブン:ストーリーラインを絵コンテにする

ストーリーラインに落とし込んだら、次はアウトプットをするイメージをつくっていきます。

 

まずは、イシューを見極めて、そのイシューを分解し、ストーリーラインに落とし込んでいきます。

どんな分析結果が欲しいのかを軸にアウトプットイメージを作ります。

イシューが見え、それを検証するためのストーリーラインもできれば、次は分析イメージ(個々のグラフや図表のイメージ)をデザインしていく。

ここでも「分析結果が出ないと考えようがない」とは言わない。

基本はいつでも、「最終的に伝えるべきメッセージ(=イシューの仮説が証明されたもの)」を考えたとき、自分ならどういう分析結果があれば納得するか、そして相手を納得させられるかと考えることだ。

分析イメージを作る3つのステップ

絵コンテ(分析イメージ)を作るためには、3つのステップがあります。

  1. 軸の整理
  2. 分析イメージを具体化する
  3. 分析方法を明確にする

「どんな分析結果がでそうか」ではなく、「どんな分析結果が欲しいのか」を起点にイメージをつくっていきます。

比較軸をつくって、仮説が正しかったかどうかをチェックする必要があり、

  • 全体と部分の比較
  • 時間軸での比較

など、適切な比較軸を設定していきましょう。

アウトプットドリブン:実際に分析を進める

ここまでの過程の中で以下の状況が作れてきました。

ここまででできたこと
  • 解くべきイシューが見つかった
  • イシューの分解が完了した(サブイシュー)
  • ストーリーラインが組み立てられた(サブイシュー同士を繋げられた)

次は、実際にデータ分析を実行していきます。

メッセージドリブン:伝えるものをまとめて、相手を動かします

実際にこれまでまとめたものを相手に伝えていく段階です。

相手に伝える時のポイントは3つです。

  1. 意味のある課題を扱っていることを理解してもらう
  2. 最終的なメッセージを理解してもらう
  3. メッセージに納得して、行動に移してもらう

メッセージを伝えるコツとして、「エレベーターテスト」があります。

「エレベーターテスト」とは、例えばエレベーターで社長や役員など偉い人と遭遇したとして、エレベーターに乗ってから降りるまでの間(20~30秒)で自分のやっていることのプレゼンができるかどうかのテストです。

相手に端的に要点を伝えるためには、解くべき課題(イシュー)が何なのか。そして、その解決策は何なのかが明確なこと。

エレベーターテストを意識することで、今まで考えてきたことにズレがないかどうか、解くべきイシューなのかどうかをチェックすることができるので、おすすめです。

まとめ

まず、やるべきことは

「問題意識を持って、何に対して答えを出すのか」を決めること

これによって、無駄な情報を集めることもなくなるし、何を調べれば良いのか明確になります。

 

これだけの情報で大丈夫なのか?って

最初は不安に思うかもしれないが、「自分の頭で考えて、深堀りしていくこと」が大切です。

『犬の道』を歩まないためにも、目的から行動を起こすというプロセスを意識したいですね。