書評

【書評】破天荒フェニックスは成功マインドを学ぶ上でおすすめです

メガンチェーン『オンデーズ』の代表でもある田中修治さん著の『破天荒フェニックス』を読んだので、内容をまとめたいと思います。

2018年9月発売以来、話題をビジネス小説でした。

読んでみると、「最高!!」。

先が気になって、どんどん読めてしまう。

この本から学べることがたくさんあるので、併せてまとめます。読んだことのない人や読む時間がない人は参考にしてください。

書評:破天荒フェニックスはビジネスマンにおすすめです

破天荒フェニックスは、潰れかけたメガネチェーンの再生物語を描いたビジネス小説です。

池井戸潤さんの小説が好きな方やビジネスマンにオススメです。

破天荒フェニックスは500ページのビジネス小説大作です

破天荒フェニックスとは、メガネチェーン『オンデーズ(OWNDAYS)』の代表である田中修治さん著の企業再生物語のビジネス小説です。

一般的なビジネス小説に比べて、500ページほどのボリュームですが、先が気になってスラスラと読める作品です。

本著『破天荒フェニックス』は、僕たちオンデーズが歩んできた、そんな10年間のうちの7年間を切り取り、起こった事実をもとにしながらも、一つのフィクション、パラレルワールドの物語として勝手気ままに書き連ねたものです。

事実ベースで書かれたフィクション小説ではありますが、波乱万丈な企業経営ストーリーを楽しむことができるでしょう。

破天荒フェニックスのあらすじ

簡単に破天荒フェニックスの全体のあらすじをまとめたいと思います。

僕は、絶対に倒産すると言われたオンデーズの社長になった。

小さなデザイン会社を経営していた田中修治さんが誰もが倒産すると言い切ったメガネチェーン店「オンデーズ」の買収します。

田中修治さんが、新社長として会社を生まれ変わらせ、世界進出を目指すという壮大な野望に燃えていました。

しかし、年間の売上が20億円しかないのに、銀行からの借入金が14億、返済額は月に8千万円から1億円にも上り、社長就任からわずか3か月目にして銀行から「死刑宣告」を突き付けられる。

民事再生かオンデーズ売却かを迫られる中、幾度と困難な試練が襲いかかっていきます。

破天荒フェニックスは成功マインドを学ぶ上でオススメです

破天荒フェニックスはこんな人にオススメです。

こんな人にオススメ
  1. 若手ビジネスマン
  2. 事業を伸ばす方法を知りたい人
  3. 経営者

田中修治さんは、独自性のあるアイデアマンで、行動するまで初速がはやい方です。
その中でも、とにかく『破天荒』です。

会社を蘇らせる、事業を成長させるために、どんどんどんどん行動していきます。

単なるビジネス小説ではなく、事実に基づいた物語になっているので、普段のビジネスの現場で起きるような事象が多く描かれているので「自分ごと」化しやすく、学ぶべき描写も多くなっています。

破天荒フェニックスから学べること

破天荒べニックスから学ぶべきことは、たくさんあります。まとめると3つの要素です。

学べる3つのポイント
  1. 資金繰りの大切さ
  2. 企業は『人』そのものであること
  3. 迷ったら行動する意識を持つこと

一つずつ解説していきます。

資金繰りの大切さ

破天荒フェニックスでは、幾度となく『資金繰り』のピンチが描かれています。

田中修治さんが買収した際も、オンデーズには年間の売上が20億円しかないのに、銀行からの借入金が14億、返済額は月に8千万円から1億円にも上っていました。

キャッシュフローをうまく回す大切さを学びました。

キャッシュフローとは、お金の流れを表します。

営業などの企業活動の中で得た収入から、外部への支出で差し引いて残ったお金の流れです。

売上が上がっても、手元にお金がない(入ってこない)と支払い能力がないので、会社は倒産してしまいます。

お金(売掛け金含む)はいつ入ってきて、いつ必要なお金を支払うのか(期限)をしっかりと把握することが重要です。

企業は『人』そのものであること

『人』が企業、経営を大きく左右する重要な要素であることを気づかされました。

企業は人の集合体であって、人が持つ能力の掛け合わせで価値を発揮していきます。

自分よりも優秀な人材が多ければ、「下から上へ」と突き上げてくれて、様々な気づきやスキルの向上などを促してくれます

破天荒フェニックスでも、良くも悪くも『人』がキーポイントになっています。

社員のテンションが上がると売上も上がります

社員のテンションが上がると、店舗の売上が伸びるという相関性は以前から感じていたが、これほどまでにしっかりと効果が表れてくることには僕も少々驚いていた。

田中修治さんが代表に就任してから、「店構え」「売り方」などを変えつつありますが、昔のスタンスに馴染みのある人はなかなか受け入れられず、伸び悩みました。

しかし、「良いものを売る」「売りたいように売る」ことを浸透させることで売上を伸ばすことができました。

やりたい人に任せるのが大切

破天荒フェニックスの中に、商品の仕入れ、海外進出の課題が出てきます。

それぞれ誰を主導で事業を進めていくかを考えるときに、田中修治さんは『やりたい人に任せる』というスタンスで人選をしていました。

何か新しいことを始める際には、能動的に動ける人に任せることが重要です。

倒れるときは前向きに

「倒れるときは前向きに」

破天荒フェニックスでは、この言葉が多く出てきます。

決断を迫られたときに、やらないで後悔するよりも、まずはやってみて、行動を修正することが大切であることを学びました。

迷ったら実行する

こちらも「倒れるときは前向きに」と同じです。

何かの選択に迫られたときは、まずは行動するという選択ができる心理的に強く考えていくことが重要です。

破天荒フェニックスの内容:倒産寸前のメガネチェーンを蘇らせる再生物語です

簡単に破天荒フェニックスに描かれている内容をまとめたいと思います。

オウンデーズとは?

そもそもオンデーズとはどんな会社なのかをまとめます。

株式会社オンデーズ(英文表記:OWNDAYS CO.,LTD.)とは東京都品川区に本社を置くメガネ、サングラスなどの販売を行う全国チェーン店の会社である。

日本、シンガポール・台湾・タイ・フィリピン・マレーシア・カンボジア・オーストラリア・ベトナム・オランダで店舗展開しており、2019年4月末現在、12ヶ国280店舗以上を展開している。 【従業員数1,900名 / 180億円(2017年)】

2019年7月末の時点では、現在12カ国310舗以上を展開し、2019年2月の段階で売上高は180億円と一大メガネチェーンに成長しています。

田中修治とはどんな人なのか?

オンデーズ代表の田中修治さんについてです。

10代の頃から起業家として、企業再生案件を中心に事業を拡大。

2008年に巨額の債務超過に陥り破綻していたメガネの製造販売を手がけるメガネ販売店チェーンの株式会社オンデーズに対して個人で52%の第三者割当増資引き受け、同社の筆頭株主となり、同時に代表取締役社長に就任。

2013年には同社の海外進出を手がけ、オンデーズシンガポール法人(OWNDAYS SINGAPORE PTE LTD.)を設立。同社取締役就任。

2014年 オンデーズ台湾法人(恩戴適股份有限公司)を設立し、同社代表取締役社長に就任。

2015年 外国人専門の人材紹介会社「ダイバージェント株式会社」設立。同社代表取締役社長就任。

2016年 外国人専門の求人サイト「ダイバージェント」の開発・運営を開始。

2017年1月末現在、アイウェアブランド「OWNDAYS」を10か国220店舗展開し、独自の経営手法により、事業拡大と成長を続け実業家として活躍している。【従業員数1900名 / 売上高150億(2016年)】

2017年4月 ビジネス利用に特価した民泊プラットフォームTRIP BIZの開発・運営を開始。

田中修治さんについてもっと知りたい人はこちら

借金14億円のメガネチェーンを買収

小さなデザイン会社を経営していた田中修治さんが誰もが倒産すると言い切ったメガネチェーン店「オンデーズ」の買収します。

田中修治さんが、新社長として会社を生まれ変わらせ、世界進出を目指すという壮大な野望に燃えていましたが、社長就任からわずか3か月目にして銀行から「死刑宣告」を突き付けられます。

何度も訪れる資金繰りのピンチ

最後の最後までキャッシュフローが回らず、資金繰りのピンチに陥ります。

債務超過によって、銀行側は追加融資は応じず、それでいて「貸したお金を早く返して」と催促される中で、取締役CFOである奥野さんが「外部の支払い期限の延長」などを活用しながら、うまく危機を乗り越えていきます。

資金繰りが困難の中でも、社員への給与の支払いなどを滞らず実施していく姿も素晴らしかったです。

ハウスブランドの立ち上げ

困難な資金繰りの中で、ハウスブランドを立ち上げることを企画していきます。

海外(シンガポール、台湾)進出

田中修治さんがふらっと訪れた展示会でシンガポールへ日本企業を誘致するブースへ足を運んだのをきっかけに、オンデーズをシンガポールに出展することを計画していきます。

日本で「デザイン性の高いメガネの販売」「販売戦略・戦術の確立」を機に、海外へ店舗を作っていく戦略を立てていきます。

破天荒フェニックスを読んで考えた成功に必要な条件とは?

破天荒フェニックスを読んで成功するために必要な条件をまとめます。

成功に必要な条件とは?
  • ブルーオーシャンを見つけて攻めること
  • 初速をはやめて行動する
  • 数値管理を徹底する

ブルーオーシャンを見つけて攻めること

ブルーオーシャンとは、競争のない未開拓の市場のこと。

海外(シンガポール、台湾)進出も、それぞれの地が競争のない未開拓市場であったことが大きかったです。

最初に出店を果たした、シンガポールのメガネ屋の業態はというと、いわゆる「街のメガネ屋さん」

メガネは視力を補うものという考え方が強く、おしゃれに身に着ける『アイウェア』という業態はありませんでした。

ブルーオーシャン見つけて、行動する

初速をはやめて行動する

ブルーオーシャンを見つけても行動をしなければ意味がありません。

いかに早く行動するかがポイントです。

数値管理を徹底する

いきなり各店舗に『月間100万円、今よりも多く売上を上げろ!』なんて言うから駄目なんだ。

今の営業部は目標の立て方が大雑把過ぎる。月に100万売上を上げるということは、一日に3万円多く売れればいいだけだ。

3万円というと、現在のオンデーズの客単価だとメガネ3本分だ。  営業部には時間毎に小さく目標を設定させて、目の前のあと1本を、多く売ることだけ考えて皆んなが行動するように、具体的で細かな指揮をとらせていけばいいんだ。

上記の言葉と、資金繰りの話から、いかに数値を徹底的に管理することができるかが、次の行動を起こしていくことに起因していくことが分かりました。

破天荒フェニックスを読んだ感想・まとめ

破天荒フェニックスを読んで、「自分もどんどん行動していかなければならない」と思うほど興奮しながら読み進めていきました。

500ページというボリュームのある小説ですが、いずれの章の内容もワクワクする内容になっているので、すらっと読めると思います。

ぜひ、読んでみてください。