インフィード広告のマーケット規模が拡大しています。
調査によると
- 2016年のインフィード広告のマーケット規模は1401億円に増加(前年比80%増加)
- Webプロモーション目的は76%。アプリプロモーション目的は24%という内訳だった

主な要因としては、スマホの普及が大きいでしょう。
インフィード広告のスマホ比率は90%を超えています。
スマホシフトしているということもあり、
- 広告の配信先として、ソーシャルメディアが64%(2016年)
- 今後配信先の多様化が進み、2022年にはソーシャルメディアが60%、ニュース・ポータル・その他が40%の比率を占めると予測している
ユーザー側の行動プロセスが変わった!
スマホの登場によって、ユーザー側の行動プロセスは大きく変わりました。
ちょっと前まではAIDMAの法則ということで
- Attention(注意)
- Interest(興味・関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
大きく分けて、人間の行動心理は3つになっていました。
- 認知段階
- 感情段階
- 行動段階
認知段階で、商品・サービスを知る。
感情段階で、使ってみたい!という感情が表面化する。
行動段階で、商品・サービスを購入する。
今までは、このような行動プロセスの基、マーケティング戦略を立てられていました。
しかし、スマホの登場で大きく変わっています。
行動プロセス(モチベーション推移)は次のように変わってきています。
- Potential(潜在)
- Atteintion(認知)
- Interest(興味・関心)
- Search(検索・検討)
- Action(行動)
- Share(共有)
- Share(拡散)
- 触れる情報量が多くなり、「調べてから買う」というプロセスへ移行した
- 商品・サービスをソーシャルメディアを使って共有するようになった
- 潜在層へのアプローチが必須
リスティング広告やアフィリエイトサービス(ASP)による集客というものは重要だが、これらの集客というものは
顕在層の取り込みという要素が大きくなってきて、商品・サービスの供給側(プレイヤー)が増えて、それらの層の取り込みは、激化しているし、取り込んできているという印象。
だから、潜在層へのアプローチが重要で、その方法としてインフィード広告が伸びてきていると感じています。
インフィード広告とは?
そもそもインフィード広告とは、コンテンツの間に挟まれてる広告のこと。
主に、ソーシャルメディアやニュースフィードなどで見ることが多いと思います。

コンテンツと同じ形式で配信されているため、ついつい読んでしまったり、今までの広告に比べてもエンゲージメントは高めです。
今までは、広告配信方式としてアドエクスチェンジなどの利用も多かったと思います。
しかし
- メインターゲット層にアプローチできない
- インプレッション課金で広告費のコントロールが難しい
DSPによる、ターゲット層の整合性があまり高くなく、アタッチしたターゲット層に広告を配信できないということを聞いたことがあります。
メインターゲット層にアプローチし、かつCPC課金で広告費をコントロールできる媒体でのアプローチできるという利点もインフィード広告にはあるのではと思っています。
インフィード広告の特徴は?
インフィード広告の特徴として
- コンテンツの間に挟まれている広告なので、クリックされやすい
- クリエイティブの疲弊が高い
- 記事型コンテンツ→広告型というフローでユーザーを移動させる
というものが挙げられます。
ユーザーの目に入る頻度が高いため、クリエイティブの切り替えを早くする必要があります。
1週間で切り替えて、効果検証していくのが一般的です。
そして、CVRを高めるために、記事型広告をクッションページとして採用し、その次に本来のLPに誘導させるという2Stepで運用して生きます。
まとめ
前提条件として、ネットショップの売上を上げていくためには、広告を打ち、新規顧客を獲得していかなければならない。
そして、それは広告費が上がるにつれて新規顧客の獲得数は比例していきます。
プロセス的には、CPOを引き下げるための戦略を考える必要がある中で、インフィード広告は効果が出てくるのに少し時間がかかると思います。
並行して、アフィリエイトサービスとリスティング広告など複数のアプローチ方法を考え、目標CPOに近づけていくことが大切です。