衝撃的なニュースを読みました。
50歳以上のネット利用率、通販利用率って少ないって思っていませんか?
実はそんなことないのです。
調査によると、50〜79歳の約80%がネット通販を利用しているということが分かりました。

参照:大和ネクスト銀行「2017年ランキングでみるシニアライフに関する調査」
シニア世代はネット通販でいくら使っているの?
なんと1年間で、ネット通販に費やしたお金はというと平均11万円を超える結果に。
年代別で利用率に差異はあるようです。
- 50代:13万円
- 60〜70代:11万円
単純に考えると
LTVが11万円ということですよね。
EC業界は毎年右肩上がりで、市場規模も伸びていて、2016年度の市場規模は15兆円を突破。
それに伴って、プレイヤーも増えて、一部のマーケットはレッドオーシャン化しています。
メインターゲット層と販売商品が類似しているのが背景ですが、今後差別化を測ったり、ターゲット先の拡大を図っていく上で、
シニア層の取り込みが鍵を握るでしょう。
シニア世代はネット通販で何を買っているの?
シニア世代はネット通販で何を買っているのでしょうか?
非常に気になるところですよね。
ちょっと古いデータになってしまいますが、
2015年の総務省による調査によると、ネット通販での月別支出の内訳をみると

- 旅行関連:21.8%
- 食料品:14.3%
- ファッション:10.7%
がベスト3という結果でした。
50代の方々は趣味趣向にお金を使える割合も大きく、体力的にも十分だと思うので、
旅行関連の支出は大きくなるのかなと思っています。
また、少し前から『ふるさと納税』なんかも後押しして、ネット通販で美味しいもの
購入できる機会は増えました。
- ネット通販で各エリアの名産品が購入できる環境があること
- 50代以上のネットリテラシーが高くなっていること
が重なり、ネット通販でのお買い物が増えているのでしょう。
50代〜70代のLINE利用率は42%に?!
スマートフォンとタブレット端末の利用について聞いたところ、
「スマートフォン」を利用しているシニアは53.0%、「タブレット端末」を利用しているシニアは22.7%だった。
一昨年、昨年の調査結果と比較すると、「スマートフォン」の利用率は、2015年34.9%→2016年40.9%→2017年53.0%と年々上昇しており、
昨年から12.1ポイント上昇で、今年は初めて5割を超えた。
それに伴い、LINEの利用率も上昇しています。
LINEの利用率はというと、41.5%であって、昨年と比べると10ポイント以上上昇した結果となっています。
ダイレクトマーケティングの新たな媒体として、LINEが注目されていますが、
ターゲットは10代〜50代くらいなんじゃないかという先入観がございますが、そんなことありません。
シニア層へのアプローチ手段として大いに期待できると思います。
LINEはというと
LINE@やビジネスプラットフォームとして注目されていますが
LINEの企業の公式アカウントに登録したことがあるユーザーの比率も高く、なんと60%以上の
ユーザーが登録経験があるのだと言います。
3時間以内にメッセージが既読になる割合も80%以上ということで、今まではメールによる施策が
多かったけれども、その開封率が低くなっているのが現状です。
LINEがその打開策になってくれそうですね。