LINEは、2016年3月24日に「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」を開催し、新サービスを次々と発表した。(参照:『「LINE@アカウント」でEC開設が可能に–ビジネスプラットフォームも開放』)
- LINE Pay カード
- LINEモバイル
- LINE@によるECサービス
その中で、LINE@アカウントでECを開設するサービスは注目だと思いました。
その理由は、2つあって
- 導入コストが安価であるということ
- LINEのプラットフォームを利用することで起きる集客の効率性の高さ
これらの理由から、楽天市場を凌ぐサービスになってくるのではないかと考えました。
月額料金・システム利用料が0円。導入コストが圧倒的に安いということ
今回のサービスを利用するにあたって、導入コストが掛からないという点が一番の魅力的なポイントではないでしょうか。
- 月額料金ゼロ
- システム使用料金ゼロ
- 手数料4.98%を支払う
この規定のみでECサイトを開設することができる。
導入コストに関して、楽天市場の開設費用と比較してみる。

楽天市場の導入コストは、一番安いプランでも、導入費の60,000円と月額出店料金が19,500円が掛かってくる。
さらに、システム使用料金が発生するので、ランニングでコストが発生し、ECをスタートさせるには中々ハードルが高いような気もする。
LINEでのEC開設のメリットを考えると
LINE@を活用したサービスであって、店舗側は、友人のみ購入できる商品も登録できるので、ユーザーに対して、LINE@のアカウントを登録してもらうチャンスを作ることができます。
プロモーションに関しても、ユーザーがLINE@のアカウントを登録していれば、タイムライン上にコンテンツを発信できるし、LINE LIVEが一般ユーザーに解放されれば、プロモーションの幅を広げてくれるのは間違いない。
また、ユーザー側に関しても、LINEのアカウントを持っていれば、会員登録やログインが不要で、使いやすい。
なんといっても、『LINE』のプラットフォームを活用することができる点が一番のメリットになるでしょうか。
LINEのアカウントを登録者数は10億人超え

2011年6月にサービスを開始させ、今年で5年目を迎えるサービスですが、累計登録者数は10億人を超えました。
また、月間アクティブユーザー数も2億1500万人という巨大なプラットフォームへと成長しています。
福岡 天神にLINEストアがオープンしたが、かなりの人だかりができていました。
オンライン上だけではなく、多くの人たちからの認知が高まっていると思いました。
この月間アクティブユーザー数が2億人を超えるプラットフォームを活用し、集客できるという点は、中長期的に考えても集客効率は高いだろう。
驚きなのは、スマホの普及・拡大により、ECサイトで購入するユーザーの71%、売上の41%がスマホ経由だということ。
これからは如何にスマホから使いやすいかどうかがサービスの成長を左右させる。
【スマホ×ECトレンドデータまとめ】2015年下半期速報 - 伸びは鈍化するもユーザーの71%、売上の49%がスマホ経由に https://t.co/lUjTLzwVFa@ecc_labさんから
— Ryota (@chanryo22) 2016年3月30日
これを踏まえると、LINEはSMSと変わって、メッセージコミュニケーションのツールとなった。そして、それは、スマホからの使用が圧倒的に高い。
スマホからの使いやすさと、日頃から利用しているアプリという点は、ユーザー側の抵抗も少なく、すぐに浸透する可能性が高いため、楽天市場を凌ぐサービスになるのではないかと思いました。