スタートトゥデイが運営するコーディネートアプリ『WEAR』のダウンロード数が600万を突破したと同時に、『WEAR』経由での売上がZOZOTOWNなど含め、月間10億円を突破しました。(参照:『WEAR、600万ダウンロードを突破 ー WEAR経由の売上は10億円規模に』)
ソーシャルメディアが登場してから、購買動線が変わりつつあると思います。
ソーシャルコマースとは何なのか。
スマートフォン、ソーシャルメディアが登場したことで、購買動線がどのように変わってきたのかを考えていきたいと思います。
ソーシャルコマースとは何か?
そもそも『ソーシャルコマース』とな何なのか?
ソーシャルコマースとは、SNS、ブログ、簡易ブログなどのソーシャルメディアと電子商取引を組み合わせて販売を促進するマーケティング手法。消費者の口コミや個人間のコミュニケーションが売上に対し重要な役割を持つ。
つまり、商品の購買機能を併せ持った、SNSと言えることができます。
具体的には、友人や芸能人が画像やファッションに関する写真などをSNS上に発信し、それを見たユーザーが「あ、それ欲しい!」となったら、すぐに購入手続きに進めます。
Googleなど、検索エンジンを利用して欲しい情報を検索して、それに該当するウェブサイトを探したり、ECサイトから欲しい商品を探して、購入手続きに進むという時間を省かせてくれます。
EC業界の市場規模は、約13兆円。2020年には、市場規模は20兆円台に乗るとも言われています。それに伴い、ソーシャルコマースの市場規模は、今後も伸びていきそうです。
SNSの登場により、ユーザーの購買動線が変わった
コーディネートアプリ『WEAR』の事例も踏まえて考えると、検索方法の変化・ユーザーの行動動線が変化しているということが言えます。
今まで、何らかの欲しい情報や欲しい商品があった時にGoogleなどの検索エンジンを利用して、検索ワードを打ち込み、検索結果によるウェブサイトから必要なポイントを入手していました。
しかし、現在は
飲食店を探す時にでもInstagram(インスタグラム)や食べログ。
何らかの情報を入手する時にもTwitter、Facebook、などのソーシャルメディアを活用し、入手します。
なぜ、このような変化が生まれたのかというと、スマートフォンとソーシャルメディアの登場が大きな要因でしょう。
それによって、検索していないくても、いろんな情報が手に入ったり、結果的に欲しい情報になったりしています。
スマートフォンとソーシャルメディアによってどのように変わったかというと
- 潜在顧客の取り込みを可能にした
- 顧客エンゲージメントが高められる
- 個人の情報発信の場が与えられ、個人間の情報の影響力が高くなった
したがって、企業側はソーシャルメディアを意識したサービスのプロモーション、コンテンツ配信が大切になってきます。
GUCCI、Burberryも積極的にソーシャルメディアを活用している
GUCCIやBurberryなどのラグジュアリーブランドも積極的にソーシャルメディアを活用しています。
GUCCIは、Instagram(インスタグラム)を活用して、ハッシュタグ「#GucciGram」プロジェクトを始動。

ここでは、有名・無名を問わず、世界中のオンラインタレントやイラストレーター、イメージメーカーたちに参加を呼びかけ、アートを制作。
また、Burberryも、ソーシャルメディアを活用して、ファッションショーをオンラインでライブストリーミングを配信しています。
それだけではなく、ファッションショーが行われている最中に、FacebookやTwitterでコメントを投稿できるコンテンツを作り上げたり、モデルが着用している商品をその場で購入できる企画を実施したりしています。
このことから
ユーザー側と一緒に作り上げていく『共創』という考え方が重要になり、またコンテンツを広めてくれるインフルエンサーの存在の大きさも見えてきます。