2015年のアメリカにおけるオーガニック市場が433億ドルを超えたとのこと(前年比11%増加)。日本円にすると、4兆円を超える規模だ。
アメリカ国内のオーガニック市場が約4兆円規模になったとのこと。
何を食べるかが重要視され、今後もこのマーケットは伸びると予想され、それと同時に健康な身体を維持するという需要も伸びてくるか。 / 米オーガ…https://t.co/s4CG5VOwem#NewsPicks— Ryota (@chanryo22) 2016年6月7日
また、オーガニック市場の最大のカテゴリーである青果物は、144億ドルと、前年比11%を超える成長を遂げている。
コトラーのマーケティング理論で考えると
コトラーが唱えるマーケティング理論がある。
- マーケティング1.0:製品中心
- マーケティング2.0:消費者志向
- マーケティング3.0:価値主導
- マーケティング4.0:自己実現
これらの考え方をオーガニック市場と重ねて考えて見る。
マーケティング1.0の時代には、
オーガニック食品自体にこそ価値が有る。つまり、スリムな身体、健康的な食生活を送るためにはオーガニック食品が欠かせないという考え方である。
マーケティング2.0の時代には、
人々の健康など、ユーザーを満足させることに焦点をあてる。
作り方、食べ方など、今までの食品や料理などと差別化を図ることでアピールしてきた。
マーケティング3.0の時代には、
オーガニック食品を摂ることの意義・目的を明確にした。
「健康に良い」「美容に良い」「オーガニック食品を食べることで、健康体を手に入れる」といったビジョンを掲げることで、ユーザーを囲んだ。
マーケティング4.0の時代には、
オーガニック食品を選ぶことで、自己実現を達成することができるということだ。
つまり、スリムなボディ、健康体を手に入れるといった要望を叶えるために、オーガニック食品を摂るということだ。
情報が溢れる時代だからこそ、その情報をどのように使うかに価値がある
現在は、マーケティング4.0、つまり「自己実現」の時代というが、それを実現するために価値あるサービスが必要である。
ここでは、「健康的な体を保つためには、オーガニック食品が必要である」ということ。
ダイエットとライザップについて考えてみる。
誰もが痩せてキレイになりたいと思っている。
今までは、24時間フィットネスやジムなどで体を動かすことで、自己実現を目指していた。
しかし、消費者が本当に求めているのは、フィットネスクラブやジムといった場所ではない、スリムになった体である。
ライザップの高価だが、2か月で必ずスリムなボディが手にはいるという価値提供は、現在の消費者のニーズとマッチングしている言える。
このことから、オーガニック食品自体にも、価値はあるのだが、それを活用したサービスというものにニーズが現れるのではないかと考えた。