焼き鳥居酒屋「鳥貴族」が急成長を遂げている。
全品280円という手頃な価格帯で若者を中心に人気を呼んでおり、現在は関東・関西・東海の駅前に479店舗を展開している。
目標として、オリンピックイヤーの2021年7月期に3大都市圏で1000店を掲げており、それに向かって旺盛な出店を加速している。
1000店達成後は、海外に進出するとともに、全国に店舗網を広げて2000店を目指すとしている。
出店加速! なぜ「鳥貴族」は“全品280円”でも成長できるのか (ITmedia ビジネスオンライン)https://t.co/VFJcDCHuDK#NewsPicks
— Ryota (@chanryo22) 2016年7月6日
鳥貴族が急成長できている理由は何なのかを考えていきたいと思う。
成功の鍵を握るのは「専門店×低価格」
鳥貴族の2015年7月期の売上高は、186億5900万円(前期比127.7%)、営業利益が11億1800万円(同161.9%)、経常利益が10億8200万円(同130.2%)、当期純利益が5億8500万円(同142.7%)と3期連続で増収増益を達成している。

持続的な成長ができる理由は何なのか。
それは、原価率の低さと、「専門店×低価格」が人気という外的要因だろう。
焼き鳥用に食材を串に刺したりなど仕込みが大変なイメージがあるが、業績を上げ続けることができるのは、鶏肉などの調達コストが低い(原価率が低い)からだろう。
スーパーで売っている鶏肉は100gあたり40円台あたりだろう。
1本の串の原価は、高くても15円〜20円。
さらに、飲み物も280円という比較的安価な価格帯で提供できるため、ドリンクが安いというポイントを活用して集客することができる。
訪日外国人が増えるにあたり、焼き鳥屋さんという業態はウケると思うので、成長が加速するのではと考えた。
まとめ
福岡にも「ひらお」という人気天ぷら屋さんが存在する。
昼時に行くと、長蛇の列が店内にもできており、連日満席。
- 原価率が低い
- 回転率が高い
という理由から、かなりの売上を叩き出しているだろう。
今日も、熊本県にある天ぷら屋さんに行ったが、地方のロードサイド店舗なのにそこそこ人が入っていた。
地方のロードサイド店舗は、人気店がないイメージだったが、天ぷら屋さんということで、原価率が低いため、一定数販売できれば、儲けが出るような仕組みになっているのだろうと思った。