メルカリの一強時代が浮き彫りになっています。
インターネット調査会社のマクロミルがこのほど実施したフリマアプリの利用実態調査によると、フリマアプリの利用経験があるのは約2割で、サービスごとの利用率は「メルカリ」(94%)が他社サービスを大きく引き離している。(引用:「最も利用されているフリマアプリは? 「メルカリ」が利用率94%で他を圧倒」)
楽天のラクマ、フリルの利用率は20%台なので、そのシェアの高さが分かってもらえると思います。
その中で、フリマアプリを使っているユーザー層はというと、10代・20代の女性が多い。
フリマ市場に革命を起こしたということも取り上げるべき要素だと思うのですが、何がすごいかっていうと、メルカリのキャズムを超えて、成長するまでの速さが半端ないことです。
国内4000万ダウンロード達成!海外ダウンロード数を合わせると6000万ダウンロードに!
国内におけるメルカリのダウンロード数は4000万ダウンロードを超えました。
2014年9月より、アメリカ進出を果たし、アメリカだけでも2000万ダウンロードを突破しています。
その後、2016年にメルカリ・ヨーロッパをイギリスに設立し、ヨーロッパ市場での浸透を進めていて、ノリに乗っています。
アメリカでは、今まで「ガレージセール文化」があったため、市場の浸透も早くて、受け入れられているようです。
話を国内マーケットに戻すと、1日の出品件数は100万件を超えるそう。
メルカリで揃わないものはないというほどの豊富な品揃えを実現し、一時期ニュースでも取り上げられるような「変わり種」を出品するユーザーもいました。
なぜ、メルカリは急速に普及したのか?
繰り返しになりますが、驚く点が「キャズムを超える早さ」です。
2013年にメルカリをローンチさせて、今では国内で4000万ダウンロード。
サービスの成長プロセスを考えると
- イノベーターがサービスを使う
- アーリーアダプターがサービスを使う
- アーリーマジョリティがサービスを使う
- レイトマジョリティがサービスを使う
というプロセスを経て、成長・拡大していき、アーリーアダプターからアーリーマジョリティへ移行するときに「キャズム」があるとされている。
その中で、メルカリはというと、キャズムを超えて、地方のユーザーも使うほどのサービスになっているのです。
ここまでヒットした理由は何なのでしょうか?
- 使いやすいUX・UI
- 「売れる」体験ができる
- オークションとは違う形式(オークションでは価格は積み上げ方式)
メルカリで新しい経済圏ができているのも事実です。
- メルカリでものを売る
- 売却した金額で新しいものを購入する
この好循環が発生していて、サービスに対するエンゲージメントも高いのだろうと感じます。
何れにしてもメルカリの成長に関しては、ビジネルスクールとかで事例に使われそうですね。